設定は、「画廊」。スタジオには、大きな油絵が何枚も掛けられたギャラリーの個展会場が作られた。スタジオにセットされた絵は、美術担当スタッフの自作品である。鶴瓶が画廊で開かれている個展の会場で頼まれて留守番しているところに田中が入ってくる。田中は、東京からわざわざやって来たらしい。自分の名前は、ここで個展を開いている作家から貰ったということを亡くなった父親から聞いていたのでその作品を見に来たというのだ。最初田中は、会場に置いてある作家宛に贈られた花を見て送り主と受け取り主(作家)を取り違え、間違えて来てしまったと勘違いしていた。鶴瓶が「いや、それは贈った人の名前でしょ・・?いや、あの・・その名前は、こっちにも書いてあるし・・、作家さんの名前が・・、これで・・?」と訂正をする。田中はミュージシャンであるという。鶴瓶は、奥さんに頼まれて代わりに留守番をしているのだと言う。田中が東京からわざわざ名古屋の画廊に来た理由を聞いた鶴瓶は、田中に椅子を勧めて座って話し始める。田中は、鞄から笛(ケーナ)を取り出して絵を見ながら演奏をはじめる。鶴瓶は、そんな田中の雰囲気を察して「あんた・・、ホントは・・、先生のお子さんなんじゃないですか?」と田中の素性を見破る。父親に会うことを進める鶴瓶。田中は、「父親の絵を見られたことだけで満足です。」と言い。その父にメッセージを書いて画廊を去って行くのだった。