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ゲストは個性派の松尾貴史。設定は「金持ちの家」。洋風の応接室が2人に用意されたセットだ。果たしてどちらの家なのか。主人は?客人は?松尾は、収録前に「自分は貧乏の家に育ったのに何故かボンボンに見られる傾向があるので絶対金持ちの家の人間にはなりたくない。」と言っていた。注目のスタート、「おじゃまします」と入ってきた松尾に対し、「僕も待ってるんです。」と応える鶴瓶。二人とも訪問者であることに決定した。結局ここは、宗教の教祖の家であることになる。鶴瓶は入信した娘を説得するためにここに来たらしい。一方松尾は、教祖を崇拝し熱心な信者となるべく来たらしい。松尾は、「娘さんを連れ戻すために信者のふりをしてここへ来たのなら、それは詐欺行為だ!」と鶴瓶を非難する。鶴瓶は、「家出して何日も連絡をさせないような宗教は、非常識だ!」と応戦する。しかし、松尾は「娘に家出されて何日も連絡を取ってもらえないような父親の方が非常識だ!」と一見理屈が通っているような言葉で返す。理論合戦になってしまうと弱い鶴瓶は、結局松尾が教祖を崇拝することになったいきさつを聞かされる。「心と心で会話するんです・・。」と言う松尾のペースに乗せられる鶴瓶。更に松尾は、「ここの教祖は、尻を見ただけでその人がわかるんです。」と言う。その台詞を聞いて、松尾のペースに乗せられてしまったことに悔しい思いをしていた鶴瓶の目がキラリと光る。「じゃあ、あなたもそれがわかるんですか?」。引っ込みがつかない松尾は「もちろんです!」と答える。「ぼくの尻を見てください!」とおもむろにズボンを降ろす鶴瓶。この展開にヤバイと感じたスタジオのカメラマンは、放送できないカットを撮る訳にはいかない・・・。と瞬間的に思ったのか下半身が写らないサイズにする。鶴瓶の尻を覗いた松尾は、「最悪です・・。あなたには悪魔が潜んでいる・・。」と告げる。「えっ・・。そうなんですか・・。でも、もう一回見てください。」と再度ズボンを降ろす鶴瓶。今度は先ほどより一層深く頭を下げなおかつ自らの手で開いている・・。それでも松尾は、冷静に「ははぁ・・。しかし安心してください。貴方の尻には神(紙)がついていますから、救われるでしょう。」と言う。松尾は、「手相では当たり前だし、足の裏もちょっと・・。だから尻しか無かったんです。」と振り返る。収録が終わったあと鶴瓶は、「ホントに紙着いてるん?」とスタッフの前でズボンを降ろす。見た所・・。左側にペーパーの切れ端がしっかりと張り付いていたのだった・・。しかし、感心したのは、それを見ても笑わず焦らず「神(紙)がついています。」と言った松尾の感性だった。