今までの公演

#94 岡本麗

設定は、給湯室の男と女。スタジオのセットはテーブルがある休憩室付きの給湯室が作られた。 その休憩室でスーツ姿の鶴瓶が立って居る所に岡本が入って来る。岡本は鶴瓶の顔を 見るなり何かワケアリの表情をするが、「あの、常務さんを訪ねてきたんですが・・ 」と鶴瓶に問いかける。何気ないやりとりの後、部屋を出ようとする鶴瓶に「おさむちゃん・・太った?私よ、美代子よ。」と訴えるように言う。戸惑う鶴瓶に「忘れたの?あんたの女房じゃない!」といきなりデッドボールを投げる。が、「交通事故に会って整形手術をしたから分からないかもしれないね・・」とその理由を説明する。 夫である鶴瓶が借金取りから逃げるために家を出た後、2人の子供を乗せて車を運転 している時に事故に会い、ひとりは無事だったがもうひとりは不自由な体になってし まった。その後、姑である鶴瓶の父が亡くなった遺産で借金は全部返済し、今は生活のために店をやっているとの事。それを知らないために家族の元に帰れない夫との偶然の再開になったのだった。「今後は家族と一緒に暮らしたい。お前たちのことは忘れていない。」と言う鶴瓶。また連絡を取り合って今後の事を考えようと約束する2人。その別れ際、鶴瓶は岡本を抱きしめるのだった。終了後、「抱きしめた女優は岡本さんが始めてです。」と言う鶴瓶。我々スタッフも「遂にラブシーンを演じてくれ た・・」と過去2年を振り返ったのでした。

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