設定は、旅館の一室で男と女。スタジオには一般的な旅館の部屋が設けられた。二人
がその部屋に入って来るところからスタートする。最初は鶴瓶が下座に座り「どうぞ 座ってください。」と夏木を上座に勧める鶴瓶。しかし「男はこっちよ。」と鶴瓶を
上座に座らせた夏木は突然「嬉しい・・、死にたくない・・」と泣き始める。とまど う鶴瓶は一瞬心中の旅であると解釈するが夏木は、「あと1~2ヵ月の命だと医者に
言われたのに優しくしてくれるあなたの気持ちが嬉しい。」と泣き続ける。鶴瓶は、 同級生同士の初恋の間柄で今だに独身同士であることに話しを合わせる。結局は、癌
の宣告を受けた夏木と思い出の旅館に来た二人と言うことになった。「最後の旅行な ので二人で思いきり楽しもう!」と熱愛カップルになろうとする夏木。鶴瓶は夏木の
「最後の・・」という言葉に怒りながらも浴衣に着替え夏木のペースに乗る。さあ、 これからがお楽しみ!という雰囲気になるが夏木は、突然「でもあの女の事は絶対に
許さないわよ!」と詰め寄る。更に「これからのあなたの人生を楽しく生きて貰うた めに騙されてほしくない!」と言う。鶴瓶はその言葉を受けて床に両手をついて「実
はその女とは籍を入れた・・」と告白するのだが・・・。