今までの公演

#88 阿藤海

ベテラン個性派俳優の阿藤海を迎えた今回のスジナシ設定は、日曜日の喫茶店。セルフサービス形式の喫茶店に怪しげな雰囲気の阿藤が座っている隣のテーブルに鶴瓶が入って来るところからスタートした。

コーヒーを飲みながら新聞を読む鶴瓶に阿藤が「すみません。北山さんですか?」と声を掛ける。「はい、北山です。」と答える鶴瓶。「青森だべ?俺、高島だ。」と津軽弁で話し掛ける。二人は、青森の中学時代の同窓生という関係が確定する。しかし、鶴瓶は青森の言葉は話せない。阿藤に「おまえのお母さんは大阪だったな?」と助け船を出されホッとするのも束の間、「だけど津軽弁で話すべ?」と切り返される。阿藤は、鮮魚の運搬の仕事で名古屋に来たと言うが何やら訳ありの様子。「今晩は俺の所へ泊れ。」という鶴瓶の好意に「いや、大丈夫だから。」と丁重に断わる阿藤。『生きて行く』ということをしみじみと感じるスジナシになるのだが、津軽弁を意識する鶴瓶のセリフは、しどろもどろ・・・。

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