今までの公演
#66 | 平田満 |
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今回のゲストは、即興芝居を得意とする、ベテラン俳優の平田満。
そして、今回の即興ドラマの設定は、「会社の中の応接室に男が2人」である。
ドラマは、鶴瓶がひとり応接室にいるところに、平田が入るところからのスタートとなった。当然、2人の関係や、役柄などは何も決まっていないままのスタートであるが、平田は即興経験が豊富なだけに、その場その場で感じたものを、見事なまでに演技へと表現していくのである。それがゆえに、今回は、即興ドラマならではの現象が数々見られることとなった。
その一つは、ドラマ開始直後と終了間際では、平田が全く違うキャラクターとなっていること。開始直後は、普通 のサラリーマンだったのが、終了時点では、ヤクザになっているのである。ドラマの成り行きで、徐々に変化しているので、全編を通 してみてみると、違和感は持たないが、これぞまさしく、スジナシならではのストーリー展開である。
ドラマの終盤には、鶴瓶が平田の首に手をかけることに・・・・。さすが、ベテラン俳優と言わしめる演技力だけでなく、平田の真面 目な性格も垣間見えるドラマとなった。