今までの公演
#1 | 段田安則 |
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設定:先輩の実家。通夜の後…。
記念すべき第1回スジナシ。先輩鶴瓶の実家を、共に訪れた後輩段田。学生時代に世話になった大家さんの通夜の後である。ぽつりぽつりと交わされる会話、淡々と流れる時間…二人の、自然なやりとりが、日常そのものを感じさせて秀逸である。途中アドリブがツボに入ったのか、鶴瓶は「お母ちゃんを…」と、セットの外にでてしまう。ひとり残された段田、小道具を手にしたり…友人の家で一人にされたらこうなるだろうなアと思わせるに充分な演技で芝居を続ける段田。おもむろに喪服を脱ぎ(仰天!)着替え始めたところへ鶴瓶も戻る。昔話に花が咲く。鶴瓶と大家のおばさんが実は出来ていた!と疑い続けてきたことを告白する段田(年齢を勘案すればあり得ないのだが)。一方段田になぜ結婚しないのか!と詰め寄る鶴瓶。鶴瓶は失業中らしい。突然「200万円貸してくれ」ときり出す。まんじゅうやを営む段田は、戸惑いながらも了承する…。