産地直行特別企画企画VTR
バックナンバー
OA 2006年11月25日(土)  遠州のからっ風の恵み



冬の間、静岡県西部遠州地方に吹く「遠州のからっ風」について調査してきました。「遠州のからっ風」とは大陸からの季節風が、アルプスの山並みを越えきれず濃尾平野を抜けて通ってくる北西の風。日本海側で雨や雪を降らせてるために、乾燥しているんです。遠州地方にはこのからっ風を利用して作られているものがありました。


浜松市を歩いていると、切り干し大根を見つけました。この地域では日光が当たる南側ではなく、からっ風が吹いてくる北西に大根を向けているんです。大根は風に当てることできれいに乾くんだそうです。


このからっ風を利用して作られるもので、今注目を集めているものがあるんです。その注目を集めているものとは「干し芋」。サツマイモは干すことで甘みが増しビタミンCや繊維質などが多くなるため、美肌や便秘にも効果的と言われています。また天日干しで作られるため自然食品のスイーツとしても人気を集めているんです。取材に訪れた日も大勢の人が、干し芋を買いに来ていました。


干し芋の産地、浜松の東に位置する磐田市を訪ねました。サツマイモは天日干しにすることでうまみが凝縮され美味しくなります。さらに、美味しい干し芋を作るには強い風が必要。一気に乾燥しないと苦味がでてしまい色も悪くなってしまうんだそうです。

バックナンバー
 
トップ