インフルエンザの季節になりました。
毎年、12月から3月頃まで流行します。
インフルエンザのウィルスは、
くしゃみや咳で飛び出す細かい水滴による飛沫感染。
飛沫は、くしゃみや咳でおよそ2メートル飛びます。
インフルエンザのウィルスを含んだ飛沫は空気より重いので、
2メートル以内の場所に、
食器、机や文房具、コンピューターのキーボード、
コピー機の操作ボタンなどがあれば、その上に落ちます。
不特定多数の人が触れるドアノブや手すり、つり革などにも、
この季節は、インフルエンザウィルスが付着している確率が高まります。
インフルエンザウィルスが付着した場所に触れた手で、
食べものを食べたり、口や鼻を触ることで、
ウィルスは体内に侵入してきます。
インフルエンザ予防の基本は・・・
手をこまめに洗うことです。
ただ、感染症を予防するための手洗いにはコツがあります。
さーっと普通に手を洗いますと、
「手のひら」をこすり合わせて流すだけで終了、
という場合が多いですよね。
感染症の専門医が、病院スタッフの手洗いについて調査したところ、
手を洗ったにもかかわらず、細菌が付着して残っていた場所で
多かったのは、
①指の先(とくに爪のある外側+先端部分)
②指と指の間の根元部分
③手の甲の親指の周り
でした。
みなさん、思い起こしてみてください。
何か必要があって口や鼻を手で触る場合、
「手のひら」よりも「指の先」や「親指」で触れることが
多いですよね。
ですから、手を洗う際には、
上記の①②③の部分を石鹸で丁寧に洗うことで、
ウィルスが、口や鼻から体内に侵入するのを防ぐ効果が高まるのです。
このほか、
睡眠不足などは避け、バランス良い食事で充分な栄養をとって、
体が病気と闘う免疫力が低下しないよう、気をつけることも大切です。