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リングとステージ
~「同い年」の親友との 「一つの夢」~

同い年のマジですごいやつ - 「同い年のマジですごい思い出」第一話

年末年始は同窓会シーズン!同い年の仲間が集まり、あの頃の思い出話にも花が咲きます。
そんな「同い年」にまつわる各世代のエピソードを連載します!
まずは20代から…。

~第一話~
『リングとステージ ~「同い年」の親友との「一つの夢」~』

酒井直斗(20代)

メキシコから帰って来た僕の同い年の親友は赤いモヒカンになっていた。

褐色の肌。たくましい身体になった彼は「U-T」というリングネームでDRAGON GATEという団体でプロレスラーをしているのだ。 この記事を書いている僕、酒井直斗は名古屋で若手のお笑い芸人・ラジオのパーソナリティをやっている。

名古屋・大須生まれ大須育ちの二人。

僕らは同じ『一つの夢』を持っている。

同い年の僕とU-T。 家も近くて付き合いは小学1年生からだ。 彼はプロレスラーに、僕はお笑い芸人になるのがその頃からの夢だった。

そんな僕ら二人、小学生時代の野球部では、彼はピッチャー、僕は9番ライトでギリギリ温情レギュラー… 中学で入ったラグビー部でも、生徒会でも、学生時代の恋愛でも、彼の方がずっと一歩先を歩いていた。

高校を卒業した僕はお笑いの仕事を始め、それから4年… 僕はテレビに出たりラジオのレギュラーを持ったりできそれなりに成長しただろう。 当時練習生で試合にも出ていなかったはずのU-Tに追いついた! そう思っていたのに…メキシコでのプロレス修行から帰って来た彼は、団体最年少でベルトを獲得! やっぱりすぐその背中は離れて行った…

しかし順風満帆なはずだったU-Tのプロレス人生…所属ユニットの解散、後輩レスラーに先を越されて試合の数も減っていき、その頃に腕を骨折。 同じころ、僕も失敗続きで落ち込み、「23歳にもなって周りは就職してるのに自分はなにをしてるんだろう…いっその事、辞めてしまおうか」と二人で話したこともあった2016年。

そんな時、 「U-Tと直斗は自分の夢に向かっているって凄いよ!周りにめちゃめちゃ自慢しているから!」 久しぶりに地元の友達と集まった時に言われたその言葉で変わった。

U-Tは1年近くの欠場を経て復帰。 そこから勝利を重ねていき、今年11月、遂に新たに結成されたユニットに加わることに! 僕は僕で、試行錯誤しながらも気持ち新たにステージ・放送にのぞみ、番組の放送時間が2時間に伸びた。

諦めかけたけど、もう一度追いかけている、僕らの『一つの夢』。

それは、みんなが注目する大きな大会のタイトルマッチに、U-Tがベルトを懸けてのぞむ時、僕、酒井直斗がお笑い芸人としてゲストとして関わる事。 そして僕のレギュラー番組にゲストで大人気プロレスラーとなったU-Tが来ること!

いつになるのか、どんな形になるのかは分からないけど、将来への期待・夢は膨らむばかりだ。

酒井直斗

(お笑いタレント/ラジオパーソナリティ)