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第159回(6/21)

不快な梅雨を吹っ飛ばせ!1・2・酸 ダーッ!!

プレゼンター 半田健人

クエン酸は、酸味のある果物などに多く含まれる成分。梅干し一粒にはおよそ0.5g、レモン一個にはおよそ4g含まれています。

クエン酸の殺菌効果

クエン酸には殺菌効果がありますが、例えば、お弁当に梅干しをいれるだけでは、その効果がまんべんなく発揮されません。というのも、梅干しの周りしか殺菌されないからなのです。ではどのようにすればよいのでしょうか?

『おいしくていたまない簡単梅干しレシピ』
炊飯器でお米を炊く際、米一合に対し、梅干し一粒を入れます。風味を出したい場合は、昆布を一枚いれましょう。
後は炊飯器のスイッチをいれるだけ。クエン酸は加熱しても効果は変わらないので、炊き込んでも大丈夫なのです。
炊きあがったら種をとって、梅干しとご飯を混ぜるだけ。仕上げにちりめんじゃこや、白ごま、しそなどを入れると、風味豊かになります。
※減塩の調味梅干しでもクエン酸の殺菌効果はあります。

またクエン酸には、カルシウムを包み込み動きやすくする性質があるため、洗剤などにも利用されています。

クエン酸のエネルギー回復効果

クエン酸というと疲労回復のイメージが強いのですが、正確にはエネルギー回復に効果があるのだそうです。
運動するとたくさんの糖がエネルギーとして使われ、無くなった糖を再び合成するには多くの時間がかかります。
しかしクエン酸が代謝の過程に入ると、糖の代わりにエネルギーとなるため、その分糖の合成時間をかせぐ事ができるのです。
運動後のエネルギー回復で、クエン酸と一緒に摂ると効果的なのが炭水化物。またオレンジジュースは、クエン酸の他、すぐにエネルギーとなる果糖も含まれるため、理想の飲み物なのだそうです。

クエン酸摂取のポイント

主食となるご飯やパンなど、炭水化物と組み合わせて摂りましょう。また、カラダは寝ている間もエネルギーを消費するため、朝食にクエン酸と炭水化物を摂り、一日のエネルギーを補充するのもポイントです。

炭水化物と組み合わせたり果物から摂る場合、食べ過ぎると体重過多・肥満の原因になりますので、量の調節が大切です。
果物などは一日200gを目安にしましょう。(リンゴ約1個・オレンジ約1個・バナナ約2.5本・キウイフルーツ約2個)

またクエン酸は胃酸の分泌を促すので、摂り過ぎは胃酸過多や胃炎の原因になることもあります。注意しましょう。