第129回(11/9)
フット気づけば一大事!足裏トラブル対策法
ゲスト | 北澤豪 |
「外反母趾」や「内反小趾」、「浮き指」、「タコ」、「魚の目」、「巻き爪」など、足のトラブルには様々なものがあります。
この足のトラブルが膝関節や股関節、脊椎などのトラブルを引き起こしたり、さらには高血圧、動脈硬化、糖尿病など生活習慣病の引き金になる可能性もあるのです。
このようなトラブルは足の筋肉「足の内在筋」の衰えが原因の一つ。そして足裏の筋肉低下は、足裏のアーチがつぶれてしまう「開張足」を招いてしまいます。
誰でもできる「開張足」チェック
(1) | 中指の付け根にタコ |
アーチがつぶれると中指の付け根が地面に接触。タコができやすくなります。 | |
(2) | つまずきやすい |
指で地面を強く蹴り出せないため、膝が上がりづらく、何も無いところでつまずきやすくなります。 | |
(3) | 靴幅を窮屈に感じる |
アーチがつぶれるとその分足の幅が広がってしまいます。 |
これらの症状に2つ以上当てはまったら、開張足の可能性があります。
開張足予防・改善エクササイズ
「紙たぐりよせ体操」
紙を足の指の下に敷き、指の力でたぐり寄せて丸めます。
足の指を使って、できるだけ小さく丸めてみましょう。
1日3回以上やると効果的です。
足裏の筋肉の為の正しい靴の履き方
(1) | 靴ひも |
靴ひもをゆるめたままだと、足が靴の中で前後にずれてしまいます。靴ひもを締め、足を固定し、指を使って歩く事が大切です。 | |
(2) | 足裏の筋肉の疲労軽減法 |
「ハンカチアーチサポート」 不用なハンカチを4等分に切り、その内2枚を使用します。 1枚を三角に3回折ります。もう1枚を三角に4回折り、二種類の大きさの三角を作ります。その2枚を、長い辺を合わせて重ねます。 そして、内くるぶしの真下から指先へ1cm~0.5cmの場所に、三角の中心を当て、靴を履きます。 くずれてきたアーチを支え、疲労が軽くなります。 ※痛みや違和感を感じたらすぐやめて下さい。 |
また痛みや変形がひどい場合は、医療機関で処置してもらう事も大切です。最近は整形外科などで靴外来、フットケア外来を設ける病院も増えています。
靴やインソールを作るのに、保険が適用される場合もあるそうです。