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第119回(8/31)

男性にも分かってほしい!
女の宿命 “ホルモンのいたずら”

ゲスト 坂下千里子

PMS(月経前症候群)は、月経が始まる前の約2週間に起こる、心とカラダの様々な不調のことで、その症状の種類はおよそ150種類以上にもなります。
このPMSは、卵巣から分泌される女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」の分泌量の変動によって起こります。PMSの症状は大きく2つのタイプに分けられるので、そのタイプに応じた対処法を実践するのがおススメです。

「エストロゲンタイプ」

女性ホルモン「エストロゲン」の変動に敏感なタイプ。イライラや涙もろくなる等、内向きな精神面の症状が表れやすく、カラダの症状としては肩こり、ほてり、頭痛などが起きやすくなります。
このタイプの対処法は「リズム性の刺激」がポイント。精神的に内向きになりがちだからこそ、リズムをつけるべく「日光を浴びる」「運動」「深呼吸」などの対処法がよいでしょう。

「プロゲステロンタイプ」

女性ホルモン「プロゲステロン」の変動に敏感なタイプ。片付けたくなる、気分高揚など外向きな精神面の症状が表れやすい他、脂っこいものや甘いものなど普段食べないものを食べたくなったりするのも特徴です。カラダ面の症状としては肌荒れ、むくみ、乳房の張りなどが起きやすくなります。
このタイプは「カラダのリラックス」がポイント。気持ちを落ち着ける事が症状を和らげる秘訣です。半身浴やアロマテラピー、マッサージなどがおススメの対処法です。

女性ホルモンの流れをスムーズにする

『さつまいものミルクスープ』

材料(4人分)
さつまいも 中1/2本(200g) 玉ねぎ 1/4個
にんにく 1/2かけ オリーブ油 大さじ1/2
1と1/2カップ 顆粒コンソメ 小さじ1
牛乳、無調整豆乳 各1/2カップ
塩、コショウ 各少々 スライスアーモンド 小さじ1

(1) 玉ねぎとニンニクをオリーブ油で炒めます。
(2) いちょう切りにしたさつまいもを加えます。
(3) 油がまわったら水、コンソメを加えさつまいもが柔らかくなるまで煮ます。
(4) 最後に牛乳と豆乳を入れ、味を調えて出来上がりです。

さつまいもに多く含まれるビタミンB6はエストロゲンとプロゲステロンの流れをスムーズにするのに役立ちます。また牛乳に多く含まれるカルシウムにも、PMSの症状を和らげる働きがあると言われています。朝食にこのスープを摂ると良いでしょう。

また、PMSの時期を把握するだけでも症状が軽くなります。PMSの時期には基礎体温が高くなるため、より正確にPMSの時期を知るためには基礎体温を測定するのがおススメです。
セルフケアを続けても症状が軽減しない場合は病院で受診しましょう。