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第111回(7/6)

猛暑を乗り切れ!これで安心
熱中症予防の(新)常識

ゲスト 吉瀬美智子

熱中症の主な要因は体温調節機能の乱れです。
通常、体温が上昇すると、体内の熱を逃がすために汗をかき、汗が蒸発する時の気化熱で体温を下げますが、気温が体温よりも高くなると汗が蒸発しにくい状態になってしまうのです。

WBGT

「WBGT」は、熱中症のリスクの度合いを表す「熱中症指数」です。これは気温を始めとする様々な気象条件から算出されます。

熱中症指数とランク

31以上 危険
28~31未満 厳重警戒
25~28未満 警戒
25未満 注意

熱中症指数を高める4つの条件

(1) 気温
(2) 湿度
湿度が高いと汗をかいても蒸発できず、体温調節に悪影響を及ぼします。
(3)
閉め切った状態では熱がこもり、熱中症指数を高める原因となってしまいます。水分補給と換気を行いましょう。
(4) 照り返し
地面に近づくほど照り返しが強くなり、指数が高くなります。小さな子供や散歩中のペットには注意が必要です。
   
照り返しと色の関係を見てみると、白色は反射、黒色は吸収しますので、照り返しを避けるには黒色の日傘の方が良いと考えられます。

熱中症のシグナル

(1) のどが渇く
人間のカラダは、体重の約60%が水分でできているため、発汗によって体内の水分が排出されるとのどが渇きます。
(2) 足がつる
汗の水分と共に、筋肉の収縮を担う成分「ミネラル」が排出するため、足がつることがあります。

熱中症予防のポイント

(1) 水分補給
のどが渇いた状態で水分を摂っても、回復できるのは約60~70%です。
水分補給はこまめに行う事が大切です。
(2) 自分の平熱と高温環境下にいる時の体温の差を意識しましょう。