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第49回(4/1)

若さを保つ!健康長寿のススメ

ゲスト 宅麻伸

現在、日本の100歳以上の長寿者は2万8千人以上。平均寿命を見ても男性78歳、女性85歳と世界一の長寿国となった日本ですが、やはり皆の願いは健康で長生きすること。
この「健康寿命」を延ばすカギとなるのが老化のスピードです。加齢と老化は必ずしも同じではなく、老化のスピードをコントロールすることが重要なのです。そしてそのためには特に50代からの生活スタイルが大切になってくるのです。

長寿遺伝子

「長寿遺伝子」とは老化のスピードをコントロールする遺伝子で、この遺伝子は誰でも持っているものです。ただ、長寿遺伝子を持っているから長生きするというわけではなく、この遺伝子を活性化させることが大事なのです。

健康長寿の秘訣

健康長寿の秘訣はまず、チャレンジ精神が旺盛なことと、カロリー量を抑えたバランスの良い食事。そして最も大切な事としてあげられるのが運動です。運動しないとカラダがさびついてしまい、細胞の老化、カラダの老化につながってしまいます。運動が、長寿遺伝子を活性化させ、さびつきのスピードを抑えてくれるのです。

下半身強化

運動の中でも特に健康長寿のカギとなるのが、下半身を強化する運動です。
75歳以上になると歩行機能が衰え転倒や骨折が増えるのですが、カラダを動かせなくなると衰弱や認知症に発展することが多いのです。75歳になってこの症状が出てからスタートしたのでは遅いので、50代からの下半身強化が重要なのです。

ドクターおススメ!下半身強化『お尻歩行』

(1)脚を伸ばして座った状態で、太ももにボールや枕・タオルを挟みます。
(2)腕を胸の前でクロスさせます。
(3)お尻で前後10歩ずつ進みます。毎日2往復程度行いましょう。

健康寿命を長くするとは、生活体力を維持しながら長生きすること。50を越えたら、毎日の継続した下半身トレーニングを行いましょう!

健康長寿豆知識

ギネスブック認定の世界最高齢は、フランス人女性ジャンヌ・カルマンさんの122歳(1875-1997)。
カルマンさんは85歳でフェンシングを始め、100歳で自転車に乗っていたそうです。
ちなみにカルマンさんの娘さんは1934年、30代で病死されたそうです。寿命の遺伝要因はわずか25%。75%が環境要因なのです。