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特集アーカイブ 5時台特集

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2019年3月4日

こころの歳時記 3月 ~美しい自然でつづる日本の四季~

取材先 / 神宮内宮、神宮宮域林、他、各地
所在地 / 三重県伊勢市、名古屋市、ほか
連絡先 / 神宮司廳(非公開)

伊勢神宮の四季や美しい日本の四季と自然を映像で表現する「映像歳時記」。
早春の雪山で木々の根の周りだけが丸く雪解けする不思議な情景「根開き(ねびらき)」は、雪国に春の到来間近を知らせる風景です。
そんな根開きの山からの雪解け水が流れるのが、春の渓(たに)。
そんな早春の渓流で一番早くにソプラノの囀(さえず)りを聞かせてくれるのがミソサザイです。渓流の水中では、サワガニが動き始めます。
3月6日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」。
冬ごもりしていた虫たちが動き出す頃。庭先ではアリたちも動き始めます。
アリの目線で見ると、身近な地面に命が溢れているのに驚きます。
身近に春を告げる声といえば、ウグイスの囀り。名古屋のウグイスの初鳴きは平年だと3月11日です。
3月21日は二十四節気の「春分」。春のお彼岸の中日です。
伊勢神宮の神宮御園では作物の豊かな実りを祈る「御園祭」が催されます。
伊勢神宮には内宮、外宮をはじめ125の別宮、摂社、末社、所管社があり、
亥年(いどし)の今年お参りしたいのが、外宮の末社「伊我理(いがり)神社」。イノシシを狩る「伊我利比女命(いがりひめのみこと)」を祀ります。
一方、内宮の背後にある神宮宮域林では、3月、五十鈴川のほとりに、谷川の水際だけに咲くケイリュウタチツボスミレの美しい花が咲きます。
支流の滝の下の岩穴では、カワガラスの巣でヒナが育っていました。
3月も下旬になると桜の開花だよりが届きはじめます。
枝いっぱいに花を咲かせる桜は、日本人のこころそのものかもしれません。