イッポウ

毎週月曜~金曜 夕方4:50~7:00放送

そのニュース、芯まで

特集アーカイブ 5時台特集

特集アーカイブ 5時台特集

2019年1月7日

こころの歳時記 1月 ~美しい自然でつづる日本の四季~

取材先 / 神宮内宮、神宮宮域林、他、各地
所在地 / 三重県伊勢市、名古屋市、ほか
連絡先 / 神宮司廳(非公開)

伊勢神宮の四季や美しい日本の四季と自然を映像で表現する「映像歳時記」。
喜びやお祝いの言葉を述べることを指す美しい日本語「寿(ことほ)ぐ」。お正月にも花を咲かせる「子福(こぶく)桜」。一つの花から複数の実が実ることから、新年を寿ぐおめでたい花としてこの名がつけられたとか。
1月5日は二十四節気の小寒。この日から立春までの30日が「寒の内」。
1月7日は七草の節句。春の七草を入れた七草粥(ななくさがゆ)をいただいて、今年の豊作と無病息災を願います。
伊勢神宮内宮では1月11日、神々が一堂に会し共にお食事をされる一月十一日御饌(みけ)の神事が行われます。そして午後には、内宮五丈殿で日本古来の歌舞「東遊(あずまあそび)」が神々に捧げられます。
神宮宮域林ではカンアオイの花が真冬の地面にひっそりと咲いています。
広い河原などで枯野のように見える枯れた葦原は、実は小鳥たちの隠れ家。
冬鳥のオオジュリンが器用に葦につかまり越冬する虫たちを食べています。
冬鳥は地味な色の鳥が多い中、「冬の貴婦人」の異名を持つ目にも鮮やかな小鳥がタゲリ。運がいいと名古屋近郊の広い田畑で見ることができます。
1月20日は二十四節気の「大寒(だいかん)」。一年で最も寒さ厳しい時季。
寒さが極まり、凛(りん)とした冷たさを表す美しい言葉が「冴(さ)ゆる」。日本の冬の自然美が見られる時季でもあります。
そんな真冬のアスファルトの道で、鮮やかな緑を見つけました。
マンホールの穴に生えた苔とツメクサは、まるで小さな坪庭のようです。
冬来たりなば、春遠からじ。1月も下旬になると、梅のつぼみがふくらみ、暖かい地方では、梅の開花の便りが届きはじめます。