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特集アーカイブ 5時台特集

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2018年12月3日

こころの歳時記 12月 ~美しい自然でつづる日本の四季~

取材先 / 神宮内宮、神宮宮域林、他、各地
所在地 / 三重県伊勢市、愛知県東栄町、
名古屋市、長久手市ほか
連絡先 / 神宮司廳(非公開)

伊勢神宮の四季や美しい日本の四季と自然を映像で表現する「映像歳時記」。
花の少なくなる12月の街や庭先を彩るのが日本原産の花、サザンカ。四国や九州が原産地で、原種は白い一重の花ですが、品種改良で今は色とりどり。
12月7日は二十四節気の大雪(たいせつ)。真冬の到来を告げる暦です。
庭の生垣や公園の藪の中から、ジェッ、ジェッという地味な鳴き声が聞こえたら、それはウグイスの地鳴き。春の野山でのさえずりは有名ですが、実はウグイスは、特に冬場、都会の公園の生垣など身近な足元にいるのです。
金属的なチッ、チッという地鳴きのアオジという小鳥も身近に見られます。
伊勢神宮では、12月中旬、神嘗祭と並ぶ重要な神事「月次祭(つきなみさい)」が行われます。闇の中、神様に神聖なお食事を捧げ、五穀豊穣を祈ります。
生きものの姿がめっきり減る冬の五十鈴川では、神宮宮域林によって守られてきたおかげか、絶滅が心配されているクロゲンゴロウの姿も見られました。
身近な野山や公園でも、冬ならではの風物が見られます。手で押すと煙のような胞子が噴き出すのはホコリタケの仲間。雨粒が当たる勢いで胞子が噴き出す仕組みです。出会うと嬉しいのが、冬に実る珍しい木苺、フユイチゴ。真っ赤で美味しいその実は、生食やジャムにも利用され、身近な都市近郊の林縁や里山に普通に見られます。
12月22日は二十四節気の冬至。一年で昼が一番短い日です。
年が明けると初詣客で賑わう伊勢神宮。参拝の順序は外宮が先で次に内宮。
伊勢神宮には125のお社があり、内宮では、内宮正宮(皇大神宮)以外にも、荒祭宮(あらまつりのみや)、風日祈宮(かざひのみや)、瀧祭神(たきまつりのかみ)、四至神(みやのめぐりのかみ)なども、忘れずに参拝したいお社です。