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特集アーカイブ 5時台特集

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2017年9月29日

こころの歳時記 10月 ~美しい自然でつづる日本の四季~

取材先 / 神宮内宮、外宮別宮月夜宮
神路通り、など
所在地 / 三重県伊勢市・松坂市・愛知県名古屋市
静岡県浜松市など各地・
日進市・長野県塩尻市など各地
連絡先 / 神宮司廳(非公開)

このコーナーは10月の歳時記を、伊勢神宮の神事や「俳句」、「やまと言葉」と共に、美しい映像で表現しようと試みた「映像歳時記」。
10月初旬は夏鳥として日本に渡ってきた鷹たちが、群れをなし南の国へ帰る時期。壮観なその様子は「鷹渡る」という秋の季語にもなっている。
今年の中秋の名月(旧暦8月15日)は10月4日。
伊勢神宮、外宮の別宮である月夜見宮は、外宮の北御門(きたみかど)から300mほどのまっすぐの道の先にある。祭神である月夜(つきよ)見(みの)尊(みこと)は、夜、白馬に乗ってその道を通り、外宮の豊受(とようけの)大御神(おおみかみ)に通うという言い伝えがある。そのため、地元ではこの道を「神路(かみじ)通り」と呼び、神様が通るとされる道の真ん中は歩かない。
10月8日は二十四節気の「寒露(かんろ)」。夜の気温が下がり、草木に冷たい夜露が結ぶ頃。そんな夜の草むらでは、「鳴く虫の女王」と呼ばれるカンタンが鳴く。また10月は春に負けず野の花が多い季節。秋の季語「花野」には、地味ながら可憐で美しい花が多く、センブリなど薬草として知られる花も多い。
10月半ばは、伊勢神宮で最も重要な神事「神嘗祭(かんなめさい)」が執り行われる。今年収穫された新穀を天照大神に捧げて、その恵みに感謝する。
季節の変わり目である10月は、蝶や鳥が旅をする季節。町なかや海岸で、珍しい蝶や旅鳥たちに出会える季節でもある。
10月23日は二十四節気の「霜降(そうこう)」。秋が深まり、初霜が降りる頃。
爽やかな10月に野山で出会うのは赤トンボ。日本には20種類ほどの赤トンボがいて、中には舞妓さんに見立てた美しいマイコアカネもいる。