一五一会

名古屋のライバル局出身の平岡敏治氏(現ウェブ・ソーシャルメディアプランナー/ライター)が、CBCの制作番組を見て思ったことを自由に書き、約20年前の採用試験において彼を書類選考で落としたCBCに対して、ある種の御礼をするコラムである。

<コラム>元SKE48がアキバで仕掛けた謎の店 グラドル集うシステムがすごかった

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<コラム>元SKE48がアキバで仕掛けた謎の店 グラドル集うシステムがすごかった
【コラム:ナゴヤ東新町 一五一会】

 フリーランスのグラビアアイドルさんが増えているのだそうだ。

 情報ソースは4月11日夜に名古屋のCBCテレビで放送されていた『本能Z』である。

 この番組は深夜にやっているだけあって、視聴していると「女性」をウリにしたビジネスに偏って詳しくなったり、またそうしたお仕事をする女性の皆様の在りようを把握出来たりする。

 男性の私にとってはありがたいのだが、人口の半分いるはずの女性視聴者の置き去り感も否めない。

「グラビアアイドルとお客さんが直接触れ合える場所をつくって、厳しいグラドルを応援してもらえたら…」

 番組中そう語っていたのは、東京・秋葉原で「発掘!グラドル文化祭」という、名前を聞いただけではまず何のことだか分からないお店を経営している手束真知子さん(32)。

 手束さんはご自身、事務所に所属せず直接出版社やイベント会社などと契約してお仕事をするスタイルの“フリーのグラビアアイドル”でもあり、当然のようにビキニ姿だ。

 で、その謎スペース。

 雑居ビル内にある、蛍光灯で明るい開け放たれた一室に、会議室で使われているような机とパイプ椅子が雑然と並んでいる。そこには男性客がまさにご満悦といった表情で座っていて、数人のビキニ姿の女性とともに談笑している。

 番組ではそこを「グラビアアイドルカフェ」と称していた。私の解釈では「メイドカフェ」のグラドル版といったところか。

 では、なぜその店が手束さんの言うグラドルへの「応援」の場になるのかというと、理由はこうだ。

 客は店に対して滞在時間やサービスにかかる料金を支払う。一方、店はその料金に応じた枚数のシールを客に渡す。店内には勤務するグラドルごとに「シールの台紙」が用意されていて、客はもらったシールを自分が応援したいグラドルのところにペタペタと貼っていく。そうして台紙をまるっとシールで埋められたグラドルは、オーナーの手束さんが獲得してきた“お仕事”をもらえるのだという。

 よく考えつくな…と感嘆せざるを得ない、アイドルのCDセールス手法をうまく応用したシステムだ。

 と思ったら、実は手束さんは元SKE48のメンバーであり、元ミスヤングマガジンというキャリアの持ち主。ご本人の話から計算すると、人生の半分アイドルをやっていることになる。芸能界の酸いも甘いも?み分けているのだ。

 ちなみにロケ当日、店に出勤していたグラドルさんは8人で、事務所に所属している方とフリーランスの方が半々。

 フリーランスの場合、報酬が全額自分に入るというメリットがある一方で、そもそもその仕事自体を獲得できるかどうか分からないというデメリットがある。かく言う私も現在フリーランスとして、何かを閃いたり書いたりする仕事をしているが、先が読めぬこと『桜祭り』の如しである。

 そうしたフリーの皆様からしたら、お店で働いて稼ぎつつ、頑張っただけ本業の受注にもつながるということで、なるほど良くできたシステムであった。

 一口に「フリーランス」と言っても、色々な方がいる。

 例えば、専門性を生かし多様な業種・分野で自分の力を発揮したい、より高収入が見込める、ワークライフバランスを整えたい、次の就職先が見つかるまでのつなぎとして、等々だ。

 動機はそれぞれ本人の生き方の問題なので、他人が良い悪いと口を挟む筋合いのものではない。だが、小うるさいオジサンの私としては、グラビアアイドルは肌の露出を伴って女性であることをウリにする業務内容だけに、全てが自己責任となりがちなフリーランスの皆様の、身の安全が特に心配である。

 さて、今回の『本能Z』。中継企画では、フリーの立場で頑張る女性たちにフォーカスするカタチだったのだが、スタジオでは一転。

 お笑いコンビ・マヂカルラブリーさんとスーパーマラドーナさんによる面白さ対決という企画。その勝負を判定する「名古屋在住の美女」として、いかにも番組側で地元のモデル事務所に発注をかけたと思しきお三方が出演していたのだ。

 やはり人前に出るお仕事は、事務所に所属していた方がチャンスは多そうだ。まぁ、それを生かせるかどうかは本人次第なのだが。



平岡敏治(ウェブ・ソーシャルメディアプランナー/ライター)(14日03:05)

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