一五一会

名古屋のライバル局出身の平岡敏治氏(現ウェブ・ソーシャルメディアプランナー/ライター)が、CBCの制作番組を見て思ったことを自由に書き、約20年前の採用試験において彼を書類選考で落としたCBCに対して、ある種の御礼をするコラムである。

<コラム>ZOZO前澤社長に『捨て身の割り勘』で挑んだ侍・今田耕司 一般人でも繰り出せる技はあるか

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<コラム>ZOZO前澤社長に『捨て身の割り勘』で挑んだ侍・今田耕司 一般人でも繰り出せる技はあるか
「お知り合いですか?」とスマホアプリに聞かれて、そうだったことがあまりない。

 独立して2年が経ち、その間オンラインゲームにベストマッチな生活を送っている私は、そちらの世界の人以外とは知り合いづらく、むしろ知っている方がスマホに現れることは極めて稀だ。

 今回は、名刺管理アプリがそう聞いてきたのだが、その稀なことが起きた。

 見たことあるお顔に、知っているお名前…。スマホ画面には、おひげをたくわえた私と同い年くらいの男性のアイコン写真。お名前のところには「スタートトゥデイ 前澤友作」と表示されていた。全然、お知り合いではない。

 つい先日、私のクライアント様であるところの、この記事の配信元・CBCテレビではない別のテレビ局が、あるニュースアプリ会社から表彰を受けた。

 末端で関わっている自分は「今っぽい会社」への社会見学のつもりでそのイベントに参加。どうも、そこで名刺交換をさせていただいた多くの方の中に、ZOZOTOWNなどを運営する前澤社長のお知り合いがいたようだった。

“入ったら定年まで勤め上げる”がフツーである「昔ながらの会社」に長らく籍を置いていた身としては、イベントでお会いした「今っぽい会社」で働いていらっしゃる皆様のお話、立ち居振る舞いは新鮮の一言。

 会社に所属して働いているというよりも、プロとしての自分の能力を発揮する場にその会社を選んでいるといった印象で、そうした皆様の熱量が、創造性だったりスピード感だったりを生むのだなぁと得心した。

 今後は、そんな生き生きとした方々を見ても「リア充め」と、勝手に線を引かないことをここに誓う。

 という中で12日深夜に見た、名古屋のCBCテレビ『本能Z』がなかなかタイムリー。今田耕司さんが、芸能ネタとして話題にもなった「前澤友作社長らとの食事会」の話をしていたのだ。


■前澤社長らとの食事会が衝撃の代金!

割り勘を申し出た今田さんが、とてつもない食事代金に驚愕したというとこまでは何かで読んだが、「クレジットカード1枚では足りないかもしれないから2枚出した」とか「ボウルにいっぱいのトリュフを削りに削り、ピザにして食べた」とか、私にとって初耳のことも多くあった。

 個人的なお買い物が高額過ぎてニュースになる前澤社長との食事会…。

 いくらかかるか分からず、普通なら震えが止まらない状況の中、割り勘にしたことで広く知れ渡った今田さんの芸人プライド。支払った金額が、彼のカード1枚では足りないということからも何となくケタが想像できてしまう恐るべき数字だったとしても、今田さんは十分に元を取ったと言えよう。

 前澤社長については、お金をめぐるぶっ飛んだお話や、耳目を集めやすい交際・交友関係など、従前の手法とは異なる情報発信の仕方のせいなのか、特に知ろうとしなくても伝わってくる。

 ソーシャルメディアを見ていると、世の中のごく一部を構成するネット上での物言い人にとって、彼が身近な存在なのは分かるのだが、自分はと言えば、全く逆の無関心エリアの人間。ただ遠いところにいるセレブのお一人として見ていた。

 でも、仕様に沿った形で「お知り合いですか?」とアプリに聞かれたのを思い出して、ふと気づく。

 相手と間にある距離感や、両者を区別していた線、隔てていた壁、手あかのついた表現で言えば、住む世界の違い。これら全部、自分があると決めてるだけのものだ。

 これまた主観である世の中の広さや狭さは置いといて、せっかく同じ時代に生きているのだから、自分との間に勝手な線を引くよりかは、ひょいっとそれを飛び越えてしまったほうが、どんな相手とも面白く過ごせるんじゃないだろうか。

 これってひょっとしたら、どこかで聞いた「世界平和」の入り口ですらあるのかもしれない。


画像:本能Z収録風景(C)CBCテレビ
平岡敏治(ウェブ・ソーシャルメディアプランナー/ライター)(14日17:41)

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