制作発表

スペシャルドラマ「花祭」の製作発表記者会見が、9月17日(木)東京・紀尾井町のホテルニューオータニで行われました。

会見には脚本家の市川森一さん、ヒロインを務めた高畠華澄さん、ヒロインの父親役・橋爪功さん、CBC堀場正仁プロデューサーの4名が出席。今作の脚本を手掛けた市川さんが、実際に後継者不足の危機にある花祭をドラマにした経緯について説明し、テレビ局がドラマ制作を通してできる地域への貢献などについて熱く語りました。またこの日は、橋爪さん68歳の誕生日だったため、娘役の高畠さんが花束を渡すシーンもあり、会場は和やかな雰囲気に包まれていました。

高畠華澄

白山茜役:高畠華澄

先日このドラマのでき上がりを見たのですが、他のドラマでは感じることのできない、味のある、とても良い作品になったなと感じました。そんな作品に携わることができて、とても幸せに思っています。

ドラマの見所は、茜と父親が視線を交わすシーンです。ドラマの最初と最後の方に2ヶ所出てくるのですが、「花祭」が始まる前と終わった後で、家族の関係がまた違ったものになったということを感じていただけると思います。あとは、自然の豊かさも見所だと思っています。

橋爪  功

白山宝介役:橋爪 功

市川さんとは同い年ですし、市川さんの作品には過去たくさん出演させていただいているので、脚本が市川さんだと聞いて即、引き受けました。

僕は祭りのシーンには出番がなかったため、花祭を拝見しなかったんですが、祭りのシーンの撮影を済ませた大滝さんが楽屋に戻ってこられたとき、開口一番「君、祭りは見たか?」とおっしゃるので、見ていないことを伝えると「あぁ〜、それはおしいことをしたねぇ〜。それは残念だねぇ〜」と、つくづくおっしゃったので「見ておけばよかったなぁ」と思いました。

地方が持っている空気、時間の流れというものがどれだけ生身の人間にとって大事かということを感じられる作品で、楽しかったです。

市川森一

脚本家:市川森一

私は、その地域に根ざした人達が本当に考えていることをドラマにし、伝えていくということは、テレビの義務だと思います。ドキュメンタリーがその役目を負っているのかもしれませんが、ドキュメンタリーは大概、問題提起にとどまります。でもドラマの場合、そこに理想や夢を描くことができる。ドラマにしかできない地域貢献というものがあると思うので、テレビ業界がそれをやって頂けたらと思っています。そう言う意味では、CBCは昔から地に足のついた創作活動を行っているので、今回もそのお手伝いができたことは本当に光栄に思います。

堀場正仁CBCプロデューサー

長い歴史と伝統のあるお祭り「花祭」ですが、過疎化によって存続の危機に直面しています。そんなお祭りを、何とかドラマで応援することが出来ないかと思い、市川先生には何度も現地に足をお運びいただいて、オリジナルのドラマを書き上げていただきました。

収録の間中、東栄町の皆さんにはエキストラとしてご出演いただくなど、本当にいろいろな形でご協力いただきました。このドラマは、日本人の心、日本人のルーツのようなものが、全編から滲み出るような作品に仕上がっていると思います。どうぞよろしくお願い致します。