赤い野菜

2019年7月7日(日)放送 【第363回】
赤い野菜

サマリーSummary

ゲンキスチューデント:谷まりあ
ゲンキリサーチャー:磯山さやか
ドクター:平柳要
この時期食べたい色鮮やかな夏野菜。なかでも、医師が健康のために食べている野菜のNo.1がトマト!今回は、2つの赤い野菜の健康パワーに迫ります。

赤い野菜「トマト」の健康パワー

・リコピン
トマトの赤い色素成分「リコピン」は、夏野菜の中でもきわめて抗酸化力が高く、カボチャなどに含まれるビタミンEの100倍以上。活性酸素を除去し、万病の元なる細胞の酸化を抑えてくれるため、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化の予防や、美肌効果が期待できます。

・GABA
トマトに含まれるGABAには、高めの血圧を下げる効果があります。

健康パワーを高める「トマト」の食べ方

リコピンの吸収率を高めるには、「加熱調理」がおすすめ。オイルを加えると、より吸収率を高めてくれます。他にも、タマネギやニンニクと一緒に摂取する事でリコピンの吸収率がよりUP。摂取するタイミングは、朝食がベストです。また、トマトはお酒のおつまみにもおすすめ。肝機能を高め、アルコール代謝を促すため二日酔い防止になります。

赤い野菜「パプリカ」の健康パワー

・ビタミンA・C・E
赤いパプリカは、ビタミンA・C・Eが他の色のパプリカと比べて最も多く含まれています。ビタミンAは、黄色の5倍。ビタミンCは、レモンやブロッコリーよりも豊富です。また、赤パプリカのビタミンA・C・Eは、それぞれが、抗酸化力を持っています。

・カプサンチン
赤パプリカの色素成分「カプサンチン」は、抗酸化力を持っており、脂肪燃焼効果もあります。

・ビラジン
パプリカのワタに含まれるビラジンは、血液をサラサラにし、血巡りを良くする効果が期待できます。

健康パワーを高める「パプリカ」の食べ方

カプサンチンは、油と一緒に摂ると吸収率がUPします。手軽に作れて健康になれるパプリカ料理を、ご家庭の常備菜にぜひ。

「パプリカのつくだ煮」

<材料(2人前)>
赤パプリカ 2個
ショウガ  1片
かつお節  5g~
▼煮汁
しょう油 大さじ2
みりん  大さじ1
酒    大さじ2
砂糖   大さじ1
※味付けはお好みで調節してください。

<作り方>
▼煮汁にショウガ(千切り)を入れ、ひと煮立ちさせ、細切りにしたパプリカを入れ煮る
▼煮汁が無くなってきたら、かつお節を入れ、全体になじませたら、完成!

「パプリカのきんぴら」

<材料(2人前)>
赤パプリカ  2個
黄パプリカ  1個
しょうゆ   大さじ2
砂糖     大さじ2
顆粒和風だし 小さじ1/2
ごま油    大さじ1
白いりごま  適量
※味付けはお好みで調節してください。

<作り方>
▼パプリカを細切りにし、熱したフライパンにごま油を入れ、炒める
▼調味料を全て入れ、汁気が無くなるまで炒める
▼白いりごまを入れ、全体になじませたら、完成!

・手軽に摂取できるパプリカパウダー
スパイスの「パプリカパウダー」にもカプサンチンが入っています。あまりクセがないので、スープや炒め物などに入れる事で手軽に摂取できます。

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