紫外線

2019年5月26日(日)放送 【第357回】
紫外線

サマリーSummary

ゲンキスチューデント:北原里英
ゲンキリサーチャー:中村昌也
ドクター:慶田朋子
シミ・シワだけにとどまらず、皮膚がんの原因にもなる「紫外線」。バッチリ対策できていると思っていても、紫外線対策には意外な落とし穴がたくさんあります。今回は、見た目も中身も若々しくいるために、正しい紫外線対策に迫ります。

紫外線対策の落とし穴「日焼け止めの塗り方」

・塗る量が少ない
日焼け止めは薄く一度塗りしただけでは、十分な効果が発揮されません。1度塗って肌に馴染んだら、もう1度塗り重ねる事が大切です。また、首や腕などの露出する箇所も、同じくたっぷりと重ね塗りが必要です。首からデコルテ・うなじ・耳・生え際などの塗り忘れにも注意しましょう。

<重ね塗りする日焼け止めの適正量(顔)>
サラサラの乳液タイプ 五百円玉×2枚分
とろみのある乳液タイプ 五百円玉×1枚分

・塗り直しをしない
製品によって差がありますが、日焼け止めは紫外線が当たる事で機能が落ちてきます。日焼け止めの機能を保つためには、2~3時間毎の塗り直しが必要です。「化粧が落とせない」という方には、メイクの上からでもできるパウダータイプの日焼け止めがオススメです。

・顔への強い刺激
日焼け止めは、膜を作るだけで十分に機能を発揮するので、こすったり、叩いたり、すり込んだりする必要はありません。顔への強い刺激は、たるみの原因になってしまいます。

・室内での油断
シミ・シワ・たるみの原因になる紫外線A波は、窓ガラスの材質によっても異なりますが約80%が透過します。そのため、室内でも日焼け止めを塗りましょう。一度塗りをするだけでも、塗っているのといないのとではその後に大きく差が出てきます。

紫外線対策の落とし穴「サングラスのレンズの色」

レンズが濃い色のサングラスをしていると、明るい場所にいる時よりも、瞳孔が開いた状態になります。すると、レンズの隙間から紫外線が目に入りやすくなり、水晶体にダメージを与え、視力の低下や白内障のリスクを高めてしまいます。オススメは、UVカット加工が施された、色の薄いレンズ。さらに、隙間からも紫外線が入りにくいものがベストです。

老け肌を進める意外な食べ物

オレンジなどの柑橘類、セロリやパセリに多く含まれている「ソラレン(光毒性物質)」は、摂取して日に当たると、肌が紫外線の影響を受けやすくなります。摂取して12時間ほどは、効果の持続が考えられるたるため、肌のためには夕方から夜に食べるのがベターです。

肌を若々しく保つ食べ物

紫外線などの酸化ストレスから肌を守るのは、抗酸化作用の高い成分。その代表格が、ビタミンA・C・Eやポリフェノールです。これらは、緑黄色野菜や旬の果物に多く含まれます。さらに、オススメなのが腸内環境を整える水溶性食物繊維。腸内環境が整うと、皮膚の水分量が増え、キメの整った肌になる事がわかっています。水溶性食物繊維は、海藻類やゴボウに多く含まれています。

<超カンタン!美肌トースト>
上記の成分を朝きちんと食べる事で、紫外線や外的刺激から私たちの身体を守ってくれます。そこで、朝食にピッタリの「最強美肌トースト」をご紹介します。

「納豆トマトトースト」
トマトは抗酸化成分が豊富な美肌野菜の代表格。そして、納豆の水溶性食物繊維が腸内環境を整えます。

<材料(1人分)>
食パン(6枚切り):1枚
納豆:1パック
ミニトマト:2個
ケチャップ:大さじ1
ピザ用チーズ:20g

<作り方>
▼ケチャップを塗った食パンに、納豆と4等分に切ったミニトマトをのせる
▼ピザ用チーズをのせて焼いたら完成

「サーモンアボカドトースト」
サーモンには、強力な抗酸化成分のアスタキサンチンが含まれています。
アボカドは、ビタミンEに加え水溶性食物繊維まで豊富な万能食材です。

<材料(1人分)>
食パン(6枚切り):1枚
アボカド:1/4個
味噌:小さじ1
はちみつ:小さじ1/2
ブラックペッパー:適量
鮭水煮缶:小1/2缶(45g)

<作り方>
▼つぶしたアボカドに、味噌・はちみつ・ブラックペッパーを加えて混ぜる
▼鮭水煮缶を加え、粗くほぐしながら混ぜ 焼いたトーストにのせれば完成

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