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毎週日曜 あさ7:00

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第173回(2015.9.13)

自律神経

自律神経

ゲンキリサーチャー:ザ・たっち
ゲスト:山村紅葉
ドクター:小林弘幸

これから過ごしやすくなる季節ですが、台風がきたり、一日の中でも大きな寒暖差があったりして天候が変わりやすく、体調を崩しやすい時期でもあります。それがいわゆる秋バテ。
そんな秋バテのカギを握るのは、自律神経です。
今回は、秋に自律神経が乱れる原因や自律神経を整える方法をお伝えします。

自律神経

自律神経は、心臓を動かしたり汗をかいたり食べ物を消化したり、自分ではコントロールできない自動的に働く神経のことです。そして自律神経には、交感神経と副交感神経の二つの種類があります。
交感神経は活動する神経と言われ、車で言うとアクセルに例えられます。
交感神経が優位になると、心臓の拍動を加速させたり血圧を上昇させたりします。
副交感神経は休む神経と言われ、車ではブレーキに例えられます。副交感神経が優位になると、心臓の拍動がゆっくりになり身体を落ち着かせます。
この2つの神経をバランスよく整えることが、身体のコンディションを良くすることにつながります。

自律神経を乱す原因

(1)秋ならではの気温差
夏は熱を逃がすため、血管拡張する副交感神経が優位になります。逆に冬は熱を逃がさないように、血管収縮する交感神経が優位になります。そして寒暖差の大きい秋は副交感神経が優位になったり交感神経が優位になったりして自律神経が酷使されるため、乱れにつながります。

(2)気圧変動
秋は台風が多く、気圧が大きく変化する季節です。
気圧が下がると人はストレスを感じるため、交感神経が活発に働き始めます。

(3)ストレス
自律神経に影響を与えるストレスは気圧だけではなく、仕事や日常生活のいたるところに潜んでいます。ストレスを感じると交感神経が過剰に働くため、自律神経の乱れにつながります。
さらに男性は30代、女性は40代から副交感神経の働きが低下し、ストレスが溜まりやすくなります。

また、自分では楽しいことをしているつもりでも実際にはストレスを感じていて、自覚がないのに自律神経が乱れることがあります。すると自律神経のトータルパワーが下がり、無気力や不眠、疲労がとれないなどの症状が現れ、ひどいとうつ病になることもあります。
特に最近問題になっているのが睡眠です。本来睡眠中は副交感神経が優位になっているべきですが、ストレス社会の現代で、交感神経が高いまま睡眠に入っていることが多く、本人はちゃんと寝ているつもりでも良い睡眠がとれていないことが多いのです。

自律神経のタイプ

自律神経のバランスには次の4つのタイプがあります。
スマートフォンの無料アプリ「COCOLOLO」を使って、自分の自律神経のタイプを測定することができます。
(1)交感、副交感とも高くトータルパワーも高い理想のタイプ。
(2)交感が高いストレスタイプ。
(3)副交感が高いのんびりタイプ。
(4)両方とも低いぐったりタイプ。

自律神経のトータルパワーを高める方法

(1)攻めの寝方
順天堂大学医学部、小林先生が書いた「聞くだけで自律神経が整うCDブック」。その中で小林先生が提案しているのが寝る前に音楽で自律神経を整える方法です。その際気を付けたいのが、あまり思い入れの強い曲や好きな曲は避けること。自律神経が反応してしまいます。
昔の懐かしい曲や、同じフレーズを繰り返す曲、一定のリズムの曲などがおススメです。
さらに、攻めの寝方で大切なのが入浴です。38℃くらいのぬるめのお湯にお腹までつかる半身浴は、副交感神経を優位にしてくれます。

(2)休日の過ごし方
休みの日にだらだら過ごすと副交感神経が上がりすぎてしまい、逆に月曜日につらくなってしまいます。
おススメは散歩をすること。五感を刺激し適度に交感神経が活性化します。また外出する場合は早めの帰宅を心がけましょう。遅くなるとせっかくバランスが良くなっていた自律神経が、時間に追われて乱れてしまいます。

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