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12月23日(日)23:45〜24:15放送

クリスマスへのカウントダウン

ゲスト:北斗晶(タレント)

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クリスマスを盛り上げるゲンバビトたち
クリスマスを盛り上げるゲンバビトたち

今回は『クリスマスへのカウントダウン』をテーマに、トイザらスのクリスマス商戦の仕掛け人に密着。さらに、今話題となっている江の島のイルミネーションを手がけるゲンバビトにも密着した。

おもちゃをこよなく愛するクリスマス商戦の仕掛け人
おもちゃをこよなく愛するクリスマス商戦の仕掛け人

10月30日。クリスマスのおよそ2か月前のトイザらスお台場店。ハロウィン用にディスプレイされた商品を撤去し、レイアウトの変更をする男性の姿があった。日本トイザらスの立原俊久さん。彼は、一年で最も売り上げを左右するクリスマス商戦の仕掛け人。
「なるべく実物を触っていただく環境を。今年に関しては、直前でいろいろ方向性を変えた」
立原さん曰く、トイザらスでは毎年この時期になると、クリスマスに向けて売り場のサンプルを下げて商品をどんどん積み上げていく。しかし、今年はそのやり方を変えるという。

例えば、トイザらスには、子どもたちがおもちゃで遊べるスペースがある。子どもたちに「ほしい」と思ってもらうために、クリスマス前にまず商品に触れてもらおうと、遊べる商品を一店舗あたり約20種類も増やした。その分店頭に出せる商品が大きく減ってしまうので、覚悟のいる決断。
「リアル店舗の強みを最大限に生かし、実物で触っていただく」
近年は、クリスマスプレゼントもおもちゃ屋さんに行かず、インターネットで購入する人が増加。アメリカのトイザらスは、ネット通販に押され経営破綻したとも言われている。店に来れば、おもちゃに触れられる。その強みを生かす作戦だ。遊べる商品が並ぶ棚も、子どもたちの年齢を考えて、立って遊ぶのに丁度良い高さに。高すぎても、低すぎてもいけない。昔から、アニメや特撮が好きだという立原さん。クリスマスプレセントとして人気の仮面ライダーも大好き。
「自分もおもちゃが好きなので、分かち合いたい」

11月3日。この日は、お台場の商業施設で、クリスマスに向けたイベント。おもちゃメーカー7社が集まり、今年のクリスマスおすすめの商品を出品。実際に子どもたちに触れてもらいPRするのだ。会場には、おもちゃで遊ぶたくさんの子どもたちの姿。プラレールやクッキングトイなど、動かしたり、作ったりできるおもちゃが人気を集めていた。トイザらスもこのイベントに出店。独自に開発した子ども用キッチンやクレーンゲームなど、プライベートブランド商品を並べていた。しかし、立原さんの表情は冴えない。賑わう会場のなか、トイザらスのブースには閑古鳥が鳴いていたからだ。しばらく様子を見ていた立原さんは、我慢できずに動き出した。おもむろにレイアウトを変更し、動かして遊べるクレーンゲームのおもちゃを目立つ場所へと移動させる。
「なるべく直接お子様たちに触れていただく機会を設けたい」
すると、クレーンゲームで遊ぶ子どもの姿が少しずつ見られるようになってきた。さらに、他のおもちゃにも子どもたちが少しずつ集まっていく。そして2時間後。トイザらスのブースには、長蛇の列ができていた。

クリスマスムードが高まる、11月16日。立原さんは、錦糸町のトイザらスでマイクを握り、アナウンスを行っていた。
「今年は、スーパーブラックフライデーと題して、10日間の実施となります」
クリスマス商戦の初日とも言われる、ブラックフライデー。それを今年は1週間前倒し。勝負に出る。トイザらスの社長も駆けつけ、マスコミの姿も見られた。注目度は高い。福袋や商品の値下げなどでお客さんを引きつけ、クリスマスに向けてお店を盛り上げていく。

クリスマスまで1か月を切った11月27日。立原さんは、再びお台場のお店を訪れていた。クリスマスのため、大幅な売り場の変更をするという。入り口を入ってすぐの目立つ売り場では、パネルの設置作業が行われていた。通常ここは、新商品のおもちゃを置くスペース。しかし、このクリスマスは打ち出し方を変えた。
「トイザらスのおすすめのおもちゃを集約する」
巨大なパネルには『クリスマスおすすめBEST50』の文字。その下に、おもちゃがズラリと並ぶ。見ているだけでワクワクするような、楽しい光景。そして、クリスマス直前。立原さんたちの地道な努力の甲斐もあって、店内は大盛況。
「お客さんに楽しい時間を過ごしてもらって、目の前で笑顔になってくれると一番楽しい」
それが、立原さんが喜びを感じる瞬間。お客さんの笑顔のために、さまざまな仕掛けでクリスマスを盛り上げる。

「手作り」にこだわる 絶景イルミネーション
「手作り」にこだわる 絶景イルミネーション

神奈川県江の島。海岸線が美しい湘南エリアは、サーフィンなどが楽しめる関東有数の夏の観光スポット。しかし、近年はイルミネーションが話題を呼び、冬の観光客が夏を上回っているという。日本全国約800か所から選ばれるイルミネーションアワード(総合エンタテインメント部門)で3位を獲得した『湘南の宝石』は、今年で19年目。冬の江の島を彩っている。メインとなるのが、江の島のシンボルともいえる「シーキャンドル」という展望灯台の周り。そのイルミネーションを作っているのが、今回密着する2人目のゲンバビト。江ノ島電鉄入社2年目の佐藤光さん。通常、大規模なイルミネーションは専門業者に任せることが多いが、江の島のイルミネーションは、開始以来施工のほとんどを江ノ電の社員や地元商店街の人など、一般の人の手で行っている。

この日は、点灯式まで1週間。作業が急ピッチで行われていた。佐藤さんも作業を進めるが、配線の位置をめぐって、上司と一悶着。専門知識がないため、トラブルはつきもの。
「電気屋さんがやることを自分がやって、何が正解か分からないままやっているのが大変」
別の日は、会社での仕事を終えてから、シーキャンドルのふもとの地面に電球を敷く作業。地面に下書きはできないので、どこに敷くかは現場で決める。およそ2時間かけて、施工が完了。しかし、思わぬ問題が発生。ライトを点灯すると、全てイエローになるはずの場所に、ブルーが混ざってしまっていたのだ。電球の色は、点灯しないと区別がつきにくいため、注意しないとこのようなことが起こるのだそう。

佐藤さんが一番力を入れているのが「光のトンネル」。江の島でも人気の場所だが、ここに佐藤さんのこだわりがある。
「昼間にここに来ることを選ばれたお客様もいる。まずはその場を崩さず、昼間はあまり目立たないように」
夜はキレイなイルミネーションでも、昼間は配線がむき出しになるので景観を損なってしまうことも。しかし、美しい景色を求めてやってくる人が多い江の島では、それは許されない。そこで、佐藤さんは、トンネルの配線にクリスタルビーズをつけることにした。
「昼でも太陽光を反射してきれいに見えるように」
しかし、点灯式まで1週間。ビーズは合計7万個。あと3000個のビーズをつなげなければならない。しかも、トンネルには、クリスタルビーズでできたシャンデリアも設置する予定。とにかく急いで、作業を進める。
「去年の『湘南の宝石』は、期間中に20万人いらしてた。小さなこの仕事一つ一つの結果が、感嘆の声につながっていると思うと、モチベーションになる」
お客さんの笑顔を作る。それが佐藤さんの原動力。

そして、迎えた点灯式当日。さまざまなぶつかり合いを乗り越え、手作りで完成させたイルミネーションが、ついに美しく輝いた。きらびやかな光景に、大きな歓声が上がる。佐藤さんが深夜までつけていたビーズのトンネルでは、訪れた多くの人々の笑顔を、幻想的な光が照らしていた。

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