制作発表
 
 ドラマ30「新キッズ・ウォー」の試写・制作発表記者会見が7月19日(火)、東京都内のホテルで行われました。
 
 
会場には100人を超える報道陣が集まり「新キッズ・ウォー」への期待の高さがうかがわれました。記者会見は、大河内奈々子さん、加地千尋さん、国広富之さん、山下規介さんら出演者4人に加え、脚本家の畑嶺明先生とCBC大羽秀樹プロデューサーら合計6人が出席、各々が「新キッズ・ウォー」への思い、意気込みなどを語ってくれました。
主役  大月かおり役・大河内奈々子さん

大河内奈々子さん
 生徒一人一人のおかげで先生が存在するということを念頭に置きながら日々、生徒たちと接しています。私の言う「ざけんなよ」の一言にはすごく大きな意味があると思っています。ただ一言叫べばいいのではなく、その前後の背景、要因なども踏まえた上で言える言葉、その一言に日々頭を悩ませながら「ざけんなよ」とタンカをきっています。その辺りも是非見て下さい。
子役のヒロイン 河合花役・加地千尋さん

加地千尋さん
 河合花は正義感強く義理人情に厚い性格です。放送は夏休み中なので、私と同年代の方には是非見て欲しいです。学校生活での悩みや感じていることなど共感できることがいっぱいあると思います。特に女子生徒同士の関係など、とてもリアルに描かれていますので是非見て下さい。
国広富之さん
石野勝男校長役・国広富之さん

 俳優としてそろそろ30年という年になり、遂に校長先生役をやらせていただけることになりました。先日、第一週分(一話~五話)ができあがり、家に帰って息子に見せたところ、早く第二週以降が見たいと言われました。子供たちにとっても身近なドラマなんだ!と確信し手応えを感じています。自分でも大変おもしろいと思っていますので、是非皆さんにも見ていただきたいです。
河合花の父親、河合光一郎役・山下規介さん

山下規介さん
 以前ドラマ30枠に出演させていただいた時には海軍の若い将校役でした。それが今度はお父さんとしてCBCのドラマに帰ってきました。私の子供の頃は「三歩下がって師の影踏まず」と聞いて育ちましたが、今は違うようですね。「女の子らしく」「男の子らしく」という言葉自体も今の時代にはそぐわないとか・・・。変わりましたね。「新キッズ・ウォー」では、学校や家庭の問題をシビアに描いています。その中におけるオアシスのような河合家を目指して日々撮影しています。皆さんに河合家を見てホッとしていただけたらと思っています。
脚本家・畑嶺明先生

畑嶺明先生
 前シリーズの「キッズ・ウォー」ではステップファミリーの家族の絆を中心に、学校での話などを盛り込みながら描きました。今回は‘学校の先生’を中心に、学校生活、そして家庭環境における問題などを描いています。「新キッズ・ウォー」を書くために取材をした中で、以前は先生が「バカヤロー!友情は大切なんだ」と一声叫べば解決したことが、現在では先生が弱腰でなかなか言いたいことを言えない現状がわかりました。例えば、親から「道草をして子供が帰ってきた。道草指導をしなかった先生が悪い」と言われるそうです。これには驚きました。そんな事柄をふまえつつ、現状ではよくないんじゃないか?!と渇を入れられるドラマになればと思っています。ドラマの中では「人に礼儀を尽す、友情は大切」だということをこれでもかと盛り込み、理にかなわないことを言う母親には、きっぱりとタンカをきる先生をヒロインとして描いています。皆さんにとって身近に感じていただけるドラマになるといいなと思っています。
大羽秀樹CBC番組プロデューサー

 名古屋ブームと言われている昨今、さらなる時代のムーブメントを引き起こそうと「新キッズ・ウォー」を制作しました。今作は「愛・正義・思いやり」の大切さを前作と同様に描き、前作では‘家族の絆’を中心にストーリー展開したところを、今作は学校を中心にストーリーを展開させ、自分の子供を教育できないバカ親に主役の大月かおり先生が「ざけんなよ!」とタンカをきります。大河内さんには、日頃の鬱積したものを全部はき出すような勢いでタンカをきって下さいと当初お願いしましたが、それ以上に迫力あるタンカを日々きっていただいています。カメラマンがファインダーを通して‘本当に怖い’と思ったそうです。今回子役のヒロインは、連続ドラマ初出演となる加地千尋さんです。加地さんは初めてとは思えない演技力、成長力で今後も大変楽しみな存在です。そして、山下規介さんには三枚目のお父さんを演じていただき、校長役の国広富之さんには、「国広演出」という名がふさわしい程、その都度アイデアを出していただき楽しい撮影現場になっています。夏休み親子揃って見ることの出来る「新キッズ・ウォー」を是非ともよろしくお願いいたします。