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メッセージ

主演 青田典子さん

主演 青田典子さん

今回、初主演ということですが?

初主演ということでプレッシャーがなかったかと言われれば嘘になりますが、昼ドラ自体は9年前にも同枠『アゲイン』(CBC製作・TBS系全国ネット1999年11月29日(月)~2000年1月28日(金)放送)での経験があるので撮影の大変さ、乗り切り方などは体が覚えています。撮影は始まったばかりですが、感覚はあの頃にすぐ戻りましたし、ドラマの内容に手ごたえを感じています。

そして、ドラマでは初共演の清水ミチコさんや川野さん、秋本さん達と、私の大好きな室井さん原作のドラマを一緒に作り上げることが出来るということに幸せを感じています。

今回の役どころは?

私が演じる小百合は、子供たちのことを第一に考え、常に前向きで、必死に生きているパワフルな母親です。親子の関係が希薄になってきている世の中で、小百合と子供達との関係は理想だと思っています。

役では、コミュニケーション手段として子供達をぎゅっと抱きしめることが多いです。その時、子供達のことを「ママの神様だから」と大切に抱きしめるのですが、原作を読んでいなかったら「ママの神様」という言葉に今の私は違和感を覚えたかもしれません。でも、室井さんのことは元々好きでしたし、原作『ママの神様』を読んでいたので、家族・子供への考え方、接し方はすんなり理解出来ました。

子供がいるからこそ、生きる勇気をもらって明日へつなぐ気力となる・・・原作を読み、このドラマを演じることで人として忘れかけていた何かを思い出させてもらった気がします。何気ない日常を大切な人と過ごすことが出来ることの幸せ、日々懸命に生きることの素晴らしさ、そういったことを感じながら小百合を演じています。子供がいること、家族を作ることの素晴らしさを感じています。

このドラマが、家族との絆・親子関係を見直すきっかけになったり、子育てのヒントになれば幸いです。見て下さる方々もきっと小百合のように、前向きな気持ちになれるドラマだと思います。皆さん存分にご期待ください!

役作りで心がけたことは?

今回は3人の子供達の母親・シングルマザー役ということで役作りとして同じ年代の子供を持つ友達に育て方を聞いたり、子供達と一緒に遊んだりしました。またシングルマザーを演じるのでそれに関する本を読んだり、特集を見たり・・・知識を増やすことに努めました。また、撮影中はカメラの回っていないところでも子供達とたわいもないことを話したり、遊んだりすることでコミュニケーションを図っています。今では、子供達も私のことをすっかりママとして信頼してくれて、ドラマ同様、子供達からパワーをもらっています。

原作 室井佑月さん

原作 室井佑月さん

親殺し子殺しといったニュースを目にするたび、家族というものについて考えておりました。母と子ふたりきりでもちゃんとした家族もあるし、豪邸に一緒に住んではいるものの家族といえない集団もあります。

今回、ドラマ化の話を頂き、主演の母親役は青田さんしかいないと思いました。「バブル青田」と呼ばれ生活の匂いのしない彼女だからこそ、あたしとおなじような疑問を抱いていると思ったのです。

あなたにとって、家族とはなんですか?

プロデューサー 大羽秀樹

「室井佑月さんのものの考え方が好き」それが企画の発端です。青田典子さんとは9年前に一緒に仕事をしています。だから私は、バブル青田が演技派であることを知っています。優しくて思いやりに溢れ、まじめで一途なのが青田さんの本質。その本質が、主人公小百合にぴったりなんです。いいドラマになりそうな予感がします。