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あらすじ

第9週

8月27日(月)~8月31日(金)

バックナンバー


8月27日(月)

 麻紀(橋本甜歌)たちの学校には「地域授業」といって、地域の人々が話をする時間がある。その地域授業で、未来(後藤果萌)の父・慎太郎(デビット伊東)が「音楽プロデューサーの仕事」について話すことになった。当日、慎太郎は取材スタッフを連れて麻紀たちの教室に入ってくる。慎太郎が、この授業のことが雑誌に掲載されると話すと、生徒たちは興奮。さらに慎太郎は、健人(森田直幸)の初CDのメイキングDVDを作るので、クラスメートのあなたたちにも出演してほしいと言い、ますます教室はざわめく。
 一方、未来は慎太郎が商売のために学校に来たことに嫌悪感をあらわにする。健人も今回の慎太郎の行動には困惑しているようだ。
 翌日のPTA会議でのこと。かおるは、次回の地域授業の講師に、真利(田中律子)の夫・正樹(柳沢慎吾)を推薦する。その夜、それを知った麻紀は「リストラされてラーメン屋なんて恥ずかしい」といって正樹に断らせようとするが、それを聞いた真利は話を引き受けることにする。
 一方、健人は曲につける歌詞を慎太郎から渡されて読むが、何か違和感を覚えていた・・・。


8月28日(火)

 真利と美智子(纐纈麻子)、良美(もたい陽子)は、会社の経営状況が良くないという噂を聞き、直接、社長の絹代(山田スミ子)のところに事情を聞きにいく。絹代は、会社は安泰だと答えるだが・・・。その夜、絹代は笑来軒の真利のところにやって来て、今の会社は大手に吸収されると告白する。そこで、真利の班でも一人は解雇せねばならず、良美を辞めさせようと思うと話す。真利は絹代に、そのことを良美に伝えてもらえないかと言われ困惑。数日後、絹代はパート社員たちに会社が合併されることを伝え、良美に辞めるよう言うが、良美や美智子は、真利だけが事前にこのことを知っていたことに不満を持つ。
 一方、麻紀は健人がデビューのためのレッスンに行かず公園にいるのを見て声をかけると、健人は慎太郎に渡された歌詞を麻紀に見せ、どう思うかと聞く。健人は音楽活動をやめたいと思っているようだ。麻紀はその様子を見て、日曜日の撮影に行くかどうか迷い、真利や正樹に相談する。
 そんな中、未来はかおる(中島宏海)から、昔、慎太郎が真利に思いを寄せていたことを打ち明けられる。だからかおるは真利の前に出ると負けたような気になると告白するが、未来はこの時初めて、母・かおるの気持ちを理解し共に分かり合うのだった。


8月29日(水)

 健人の初CDメイキングDVD撮影が行われる予定の日曜日がやって来た。学校の教室には生徒たちがおしゃれをして集まってくる。麻紀も参加するが、当の健人が来ず、未来も来ない。結局、健人は現れず、撮影は中止に。慎太郎は皆に謝り、生徒たちは不満いっぱいで帰ってゆく。慎太郎も怒り心頭だ。
 その後、麻紀と未来は健人の家に行くが彼は居らず、そこにやって来た慎太郎と共に、健人がよく行く公園に向かう。その後、4人は話し合い、慎太郎は「チャンスなんてそう転がってはいない」と厳しく言う。それに対して健人は、デビューするのをやめるというのだった。
 翌日、登校した健人は、クラスの皆から「スター気取りかよ」などと集中砲火を浴びる。麻紀はそんな健人をかばおうとする。すると健人は皆の前でもうデビューはあきらめたと告げる。
 そんな間の悪い時に、正樹の「地域授業」が始められるのである…。


8月30日(木)

 健人がクラス中に「デビューは諦めた」と告げ、ざわめく教室。間の悪いそんな時に、正樹の「地域授業」が始まった。ラーメンの話をしようとする正樹に、生徒の一人が「なぜレコード会社を辞めたのか」と聞く。生徒たちは先日、慎太郎の授業で、慎太郎と正樹が同僚だったと聞いていたのだ。生徒たちは正樹がリストラされた理由に興味を示し、正樹は「愛している音楽をどうしても商品として考えられなかった」と話す。正樹は、自分がビジネスマンとしては失格だったが、損得ぬきで夢中になれるものを見つけたらそれは宝物で、自分にとってはそれがラーメンだ、という。正樹は生徒たちに、そんな宝物を持った大人になってほしいと強く訴える。
 一方、慎太郎は健人の件で子会社に出向させられることになった。待遇もガタ落ちで、酒を飲んで荒れる慎太郎。かおるはそんな慎太郎を、私も働くから一緒にやり直そうと励ます。麻紀はそのことを未来から聞くが、健人には絶対言わないよう口止めされる。正樹も麻紀から慎太郎の子会社出向のことを聞き、複雑な思いに。
 そんな中、真利は、美智子や良美が2人とも仕事を辞めたくないと思っていることを知り、自分が辞めると絹代に申し出る。


8月31日(金)

 真利は家族に、パートを辞めて独立する決心をしたことを話す。さらに真利は、美智子と良美にも独立することを話し、会社に残るよう言うのだった。これを聞いた美智子と良美は、真利の会社に入ると言い出し、真利は彼女たちを受け入れる。
 そんな中、麻紀はクラスメートの何人かが健人の曲に興味を持っているのを知り、教室で健人のコンサートをやろうと未来たちに提案する。
 それに対し少し考えさせてほしいと答えた健人は、慎太郎と二人で会い心から謝罪する。慎太郎はそれを受け入れ、その後、正樹とも仲直りするのだった。一方、冷戦状態だった真利とかおるの間も、雪解けとなったようだ。
 そして、健人はコンサートをすることを決意。麻紀や未来は木村先生(古澤蓮)に、日曜日に教室を使わせてもらう許可をとる。コンサートの前日、麻紀はクラスメートを健人のコンサートに誘うが、皆の反応は鈍い・・・。
 翌日曜日、健人のコンサート当日。教室には、小田家、堀江家、健人の母・奈美子(円城寺あや)夫婦をはじめ、クラスメートが10人ほど集まった。健人は来てくれた皆に礼を言い、演奏し始める。曲が進むにつれて、いつのまにかクラスメート全員が集まり、皆が健人の曲を口ずさみ始め、一同の大合唱となる…。


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