番組審議会

令和元年度（第74回）文化庁芸術祭「テレビ・ドキュメンタリー部門」において、CBCテレビ製作の「土がくる～規制なき負の産物の行方」が「優秀賞」を受賞しました。

CBCテレビ製作の番組が文化庁芸術祭で受賞するのは、平成23年度（第66回・CBC開局60周年記念 スペシャルドラマ「初秋」が優秀賞）以来、8年ぶりとなります。

表彰は2月13日（木）に東京で行われます。

【土がくる～規制なき負の産物の行方】

2018年5月。愛知県瀬戸市の住宅街に突如現れた“残土の山”で、住民が困っているとの情報を得て取材を開始。すると、「休耕田にリニア新幹線の工事で出た残土を1メートルの高さにして搬入させてほしい」という業者に対して、土地の所有者は「搬入後は畑として使えると言われたし、JRの事業だから変なことはないだろう」と了承した。

ところが、それは真っ赤なウソだった。さまざまな建設現場から出た土の寄せ集めの山と判明した。

一方、三重県南部の尾鷲市周辺は格好の“土捨て場”。関東・関西の工事現場の残土が船で運びこまれ、港からすぐの山肌が削られ捨てられていた。

都会の“負の産物”を引き受ける“残土ビジネス”の実態を追った。

出演：元紀北町議　奥村 武生
ナレーション：石井 亮次
撮影：民部 靖人
撮影：岡村 大輔
編集：竹内 雅文
MA：笠原 貴一
ディレクター：横山 朋未
チーフディレクター：有本 整
プロデューサー：大園 康志