番組審議会

「人間ってすばらしい チンパンジーが教えてくれる進化の秘密」が第58回科学技術映像祭で部門優秀賞受賞

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■「人間って素晴らしい チンパンジーが教えてくれる進化の秘密」

<製作意図>
地球上で最も人間に近い生きもの「チンパンジー」。
“チンパンジーにあって人間にないもの"、“人間にあってチンパンジーにないもの"を比較することで人間の進化の秘密をさぐり、更には人間だけが持つ素晴らしさを検証した番組。
チンパンジーの認知能力研究の第一人者である松沢哲郎先生が38年にわたり研究し続けてきたチンパンジーの知られざる世界と、日本の最先端学術研究から人間の持つ能力の側面に光を当てた。

<番組概要>
言葉や数を覚えた京都大学霊長類研究所のチンパンジー「アユム」は、コンピューターの画面に表示されるたくさんの数字を一瞬で覚え、小さい順に正確に答えることができます。隣接する愛知県・犬山市の日本モンキーセンターでは、同じ体験ができ、人間の老若男女が挑戦しますが、アユムのようにはできません。人間はチンパンジーより劣っているのでしょうか?
そうではなく、人間は進化の過程で、それと引き換えに“ある能力"を手に入れたからだ、と考えられています。その素晴らしい能力に光を当てます。

製 作 壁谷茂樹(CBCテレビ)、
麻生保(アニカプロダクション)
脚本・演出 中村美穂(アニカプロダクション)
研 究 者 松沢哲郎(京都大学高等研究院特別教授)
伊谷原一(日本モンキーセンター動物園長/京都大学野生動物研究センター教授)

■科学技術映像祭
科学技術を正確にわかりやすく伝える優れた映像を選奨し、科学技術への関心を喚起し、その普及と向上をはかるとともに、社会一般の科学技術教養の向上に資することを目的としています。今回は「自然・くらし部門」「研究開発部門」「科学技術教育・教養部門」の3部門に25機関から、2016年1月1日から2017年1月25日までに完成または放映された43作品が出品されました。

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