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恐竜復権―2018年に向けて始動する中日ドラゴンズをCBCテレビ、CBCラジオではさまざまな番組、企画で特集します!

プロ野球セ・パ交流戦の幕が開く〜激戦の歴史を背中にドラゴンズはどう戦うのか?

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プロ野球セ・パ交流戦の幕が開く〜激戦の歴史を背中にドラゴンズはどう戦うのか?
【CBCテレビ イッポウ金曜論説室】

2018年プロ野球のセ・パ交流戦が5月29日に開幕します。
この交流戦は、2005年(平成17年)から始まり、今年で14年目です。きっかけとなったのは、前年に起きたプロ野球の再編問題です。
大阪近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブが合併構想を明らかにしたことに、選手会が猛反発。さらに一部の球団オーナーが「10球団の1リーグ制」を考えていたことも明らかになり、この問題は選手会による史上初のストライキにまで発展しました。決着への落としどころのひとつとして導入されたのが、シーズンの公式戦として、セ・パ両リーグのチームが対戦する交流戦でした。
当初は各チームが24試合ずつ戦いましたが、現在は18試合です。

さて中日ドラゴンズは、交流戦と得意としているのでしょうか?苦手にしているのでしょうか?
昨シーズンまでの通算成績を見てみますと、156勝152敗10分と、4つ勝ち越しています。「意外だ」とおっしゃるファンの方もいらっしゃるかもしれませんが、落合博満監督の下で連覇をめざした2005年、ドラゴンズは交流戦で15勝21敗と大きく負け越しました。それまで順調に戦っていただけに「交流戦で失速」というイメージが付いてしまったようです。
しかし、翌2006年には佐藤充投手が交流戦だけで5勝を上げて勝ち星と防御率とで投手2冠に輝きました。去年も9勝9敗、得意とまでは言えないかもしれませんが、決して苦手ではありません。

ではどのチームが交流戦に強いのでしょうか?
通算の勝率を見てみますと、1位は福岡ソフトバンクホークス、2位は北海道日本ハムファイターズ、そして3位は千葉ロッテマリーンズと、パ・リーグがベスト3を占めています。逆に、10位は東京ヤクルトスワローズ、11位は広島東洋カープ、そして最下位は横浜DeNAベイスターズと、ワースト3はいずれもセ・リーグのチーム。2年連続でリーグ優勝している広島カープですが、実は通算成績を見ると交流戦を苦手としています。セ・リーグでは4位に讀賣ジャイアンツ、そして5位は中日ドラゴンズ。この2球団だけが勝率5割を上回っているのですから、ドラゴンズも健闘していると言えますね。
今年はどんな戦いがくり広げられるのでしょうか?ソフトバンクは強さを維持するか?広島カープはリーグ覇者の意地を見せることができるか?そして各チームの新戦力、とりわけ日本ハムの清宮幸太郎選手はセ・リーグの投手相手にどんなバッティングを披露するか?見所も沢山です。

ドラゴンズの交流戦について、3つポイントを挙げたいと思います。
まず「指名打者で打ち勝て!」。広いナゴヤドームを本拠地とするドラゴンズは投手力を軸にした「守り勝つ野球」のチームですが、ファンの間では故・近藤貞雄監督の下で1982年(昭和57年)にリーグ優勝した「野武士野球」を懐かしむ声が聞かれます。外国人打者3人も好調な今シーズンですから、指名打者制をうまく活用して「打ち勝つ野球」も時には見せてほしいものです。
2番目に「松坂投手に学ぼう!」。今季ドラゴンズに入団した松坂大輔投手はケガからも順調に回復し、スーパースターとしての存在感を見せています。選手の顔ぶれは変わってもパ・リーグを熟知する松坂投手、さらに将来は指導者としても期待されます。ドラゴンズ投手陣はこれまで以上に松坂投手からいろいろアドバイスを受け、それを吸収して戦ってほしいものです。
最後に「シーズン立て直しのチャンス」。シーズン初めから連勝するけれど連敗もするという乱高下が続いているドラゴンズ。通算成績で勝ち越している交流戦ですから「得意」と信じて、勢いをつけてほしいものです。

米メジャーリーグではエンゼルスの大谷翔平選手が大活躍し、その熱気は海を越えて連日、日本にも届いています。日本のプロ野球にも素晴らしい選手が沢山います。例年以上に熱いセ・パ交流戦に期待しましょう。


【イッポウ「金曜論説室」より by CBCテレビ論説室長・北辻利寿】(25日19:19)

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