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ドラゴンズはカムバック賞がお家芸?松坂大輔投手の受賞と不屈の竜戦士たち

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ドラゴンズはカムバック賞がお家芸?松坂大輔投手の受賞と不屈の竜戦士たち
中日ドラゴンズ“平成の怪物”松坂大輔投手が、2018年度セ・リーグの「カムバック賞」に選ばれた。
西武ライオンズ時代の新人王から始まり、最多勝、最多防御率、最多奪三振など数多くのタイトル、さらに沢村賞まで受賞してきた松坂投手だが、2018年シーズンに移籍先のドラゴンズでこの賞を獲得できたことは、本当に嬉しいことだろう。昨シーズンまで過去3年間、1試合しか登板できなかった松坂投手である。


■ドラゴンズからは過去最多

ドラゴンズからのカムバック賞受賞は、2017年度の岩瀬仁紀投手に続き、2年連続の受賞となった。これまでセ・リーグでは35人が選ばれているがドラゴンズからは8人、
東京ヤクルトスワローズと並んでチームとしては最多である。
それだけ不屈の闘志を持った選手が多かったことと、球団もそれをしっかりサポートしてきた結果であろう。


■チーム初受賞は谷沢健一

カムバック賞で、真っ先に浮かぶのは、1980年(昭和55年)の谷沢健一選手である。学生時代から悩まされてきたアキレス腱の痛みから、見事復活したのが1979年9月のシーズン終了直前のこと、代打で痛烈なライト前ヒットを放った時は、ファンとして思いっきり拍手した。そして翌年、レギュラーに復活すると、打率.369でスワローズの若松勉選手を破って、堂々2度目の首位打者に輝いた。当然のカムバック賞、ドラゴンズの選手では初受賞だった。


■驚きの同時受賞も・・・

1989年(平成元年)には讀賣ジャイアンツから移籍したばかりの西本聖投手が選ばれた。前の年はわずか4勝に留まった西本投手は、ドラゴンズで見事に復活し、そのシーズンは20勝6敗で最多勝のタイトルも獲得した。文句なしのカムバック賞だった。
実は西本投手は、中尾孝義捕手との交換トレードでドラゴンズへやって来たのだが、その同じ年にジャイアンツのユニホームを着た中尾捕手もカムバック賞に選ばれている。トレードの選手同士が移籍球団で活躍するという、ある意味で理想的なトレードだったことの証しとなった。


■劇的な不屈の復活劇

彦野利勝選手の場合は、カムバック賞を受賞するきっかけとなった大ケガが忘れられない。1991年(平成3年)6月18日のナゴヤ球場、大洋ホエールズ戦でサヨナラホームランを打った彦野選手は、1塁ベースを回ったところでもんどりうって倒れる。結果的には右ひざ靭帯の断裂という重傷だった。この時の場面が、実は中日ドラゴンズ検定で出題された。


■ユニークな検定問題に拍手

3級の問題では、倒れた瞬間の写真がどの選手か分からないように紹介されて「サヨナラ本塁打を放ったが転倒して負傷したため代走を送られた選手は誰?」。
ユニークだったのは、同じ場面の写真が2級の問題にも登場して、設問は「彦野利勝選手がサヨナラ本塁打を放ったが転倒して負傷、代走を務めたのは誰?」と内容が変わっていた。正解は「山口幸司」選手なのだが、ドラゴンズファンとしては思わずニヤリとしてしまったペアリング出題だった。
後日、彦野さん本人にこの検定問題のことを話したら、新たな問題を出題された。「では負傷した自分を背負ってベンチに運んでくれた選手は誰でしょう?」。ヒントは「背中の大きい選手」。正解は「大豊泰昭」選手だった。その大豊さんは病のため今は亡き人となった。
彦野選手は3年後のシーズンである1994年に見事に復活し、レギュラーとして118試合に出場した。その年は長嶋ジャイアンツとの伝説の「10.8」決戦があり、彦野選手も「7番ライト」でスタメン出場した。そしてシーズンのカムバック賞に選ばれた。

2019年シーズンは与田剛新監督の下、球団ワースト6年連続Bクラスから一気に優勝を勝ち取って、是非“チームとしての”カムバック賞を獲得してほしいものである。


【CBCテレビ論説室長・北辻利寿】

※中日ドラゴンズ検定1級公式認定者の筆者が“ファン目線”で執筆するドラゴンズ論説です。(16日13:00)

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