ドラの巻【CBCドラゴンズ情報】

恐竜復権―2018年に向けて始動する中日ドラゴンズをCBCテレビ、CBCラジオではさまざまな番組、企画で特集します!

開幕!ドラゴンズは「ゾロ目」で勝負だ

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開幕!ドラゴンズは「ゾロ目」で勝負だ
プロ野球の2018年ペナントレースが開幕した。
中日ドラゴンズは、北海道日本ハムファイターズと共に開幕3連敗。この場合は「まだ140試合ある」という言葉をかけることになるのだが、5年連続Bクラスからの脱出へ出鼻をくじかれた現実は受け止めなければならない。

去年、当コラムに「最近のドラゴンズのレギュラー選手は背番号が重すぎる、すなわち一ケタなどの若い背番号をもらった選手が活躍していない」と書いた。
その反例として挙げたのが、20年ぶりにセ・リーグ優勝をした1974年(昭和49年)。その年にデビューした応援歌『燃えよドラゴンズ!』で歌われた顔ぶれ、1番の高木守道選手から始まり、谷木→井上→マーチン→谷沢→木俣→島谷→広瀬と続いたスタメン8選手の背番号の合計は「67」だったと紹介した。
決して背番号が若ければチームは強いと言い切る気はないのだが、応援するファンとしてはわかりやすい一ケタの背番号は歓迎したい。
今季の開幕オーダーはファンとしてもまずまず納得の顔ぶれだったように思うが、投手以外スタメン8選手の背番号を足してみると「269」。まだまだ大きい。
今後、京田陽太選手あたりが若い番号をつければ、一気に200近くまで少なくなるのだが・・・。

背番号の積算論はさておき、同じ背番号論でも視点を変えて「ゾロ目」に注目したい。同じ数字が並んだ背番号のことである。
この着想は一昨年だったかナゴヤドーム観戦の際に、背番号「33」祖父江大輔投手のファンである大学時代の後輩から教えられた。ドラゴンズの「ゾロ目」背番号に注目すると、今年は特に興味深いシーズンであることが分かる。

「11」小笠原慎之介投手は、球団史上最年少で開幕投手をつとめた。残念ながら負け投手になったが今後に希望を持たせる投球だった。プロに入っての通算成績はこれで7勝15敗と8つの負け越しになったが、今季はこの通算成績で一気に貯金をすることをめざしてほしい。今年期待している選手のひとりである。

「33」祖父江大輔投手は、昨シーズンついにプロ初勝利をあげた。今季もセットアッパーとしての期待が高い。開幕を1軍ベンチで迎えた。熱いマウンドを見せてほしい。

「44」新外国人のスティーブン・モヤ選手。2メートルを超す身長は何とも魅力的。開幕は2軍となったが、まだ27歳と若い。沖縄キャンプでは打つ際の体重移動などで連日コーチングを受けていたが、今後日本の野球に慣れていけば大きく化ける可能性ありか。

「55」福田永将選手も今シーズン期待のひとり。昨季は自己最多の18本塁打を打ち、今季はクリーンアップに名を連ねて開幕2戦目でバックスクリーンにホームランを打った。選手会長にも就任するなど名実共にチームの中心選手となっただけに、豪快なスイングとホームランを打った直後のバット放り投げ姿を何度でも見たい。

「66」ダヤン・ビシエド選手は来日3年目。過去2年は序盤好調ながらも、シーズン通しての活躍がない。開幕3連戦で2ホームランと幸先良いスタートだが、去年のホームラン王が讀賣ジャイアンツに移籍した今季は不動の四番として竜打線のど真ん中に座ってほしい。

「88」都裕次郎コーチ。スカウトそしてスコアラーを経て15年ぶりのユニホーム。1976年のドラフト1位左腕も59歳。江夏豊にあやかり背番号28をつけて活躍した時代の投球術を、フロント含めた豊富な経験をもとに若い投手たちに伝授してほしい。

「99」松坂大輔投手。入団から沖縄キャンプそしてオープン戦と、話題をほぼ独占してきた“平成の怪物”。本物のスーパースターの姿を見せつけた。「99」は足すとかつて自らが親しんだ背番号「18」になると松坂自身の弁。背番号は算数で言う「九九」、掛け算の代名詞でもある。その意味通り、勝ち星がどんどん倍増していくことになるか。今年は夏の甲子園大会も100回記念を迎える。そのメモリアルイヤーに甲子園のスターが名古屋の地で再び輝いてほしい。

ゾロ目の背番号でここまで触れていない番号が2つある。まず「22」である。エースへと期待されながらも、なかなかその座につくことができない大野雄大投手。本来ならば、3年連続で開幕のマウンドに上がらなければならない8年目だが2軍でのスタートとなった。通算成績は49勝50敗と負け越しており、この克服が最優先。今季の開幕当初は若手が中心となる投手ローテーションだが、いずれ彼の力が必要になる時が来ると信じたい。

そして、残されたゾロ目は「77」だ。現在は2軍内野守備走塁の渡辺博幸コーチが付けているが、この番号は今季とても重い意味を持つ。1月に急逝した星野仙一元監督が、ドラゴンズでの2期にわたる監督時代だけでなく阪神タイガース、そして東北楽天イーグルスでも背負った番号である。
今季のプロ野球、そしてドラゴンズは星野さんの死を乗り越えてのシーズン。
ベンチからも天上からも「77」というゾロ目には見守られていると気合いを入れて、私たちファンを熱くさせてくれる野球を見せてほしい。

【東西南北論説風(38)  by CBCテレビ論説室長・北辻利寿】(16日11:24)

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