秋の箱寿司
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**** 材料20×20cmの箱1つ分 ****
【塩鮭】
鮭(切り身)...2切(160g)
塩麹...大さじ1
【しいたけの佃煮】
しいたけ(生)...6個(100g)
A
菜種油...小さじ1
濃口醤油...大さじ1
三州三河みりん...大さじ2
【酢れんこん】
れんこん...60g(正味)
B
酢...大さじ1
三州三河みりん(煮切る)...大さじ1
塩...小さじ1/4
【錦糸卵】
卵...2個
三州三河みりん(煮切る)...小さじ2
塩...小さじ1/4
絹さやえんどう...6枚
紅しょうが...10g
ごはん...700g
C
酢...大さじ4
三州三河みりん(煮切る)...大さじ3
塩...小さじ3/4
※「煮切りみりん」は、みりんを小鍋に入れて火にかけ、半量になるまで煮詰めたものです。
作り方
① 塩鮭を作る。鮭は塩麹に1時間~1晩漬ける。
油(分量外)を入れた
フライパン(または魚焼き器)で焼いてほぐす。
② しいたけの佃煮を作る。Aの材料を混ぜ合わせる。
しいたけは薄切りにし、
菜種油を入れたフライパンで炒める。
Aを加えて味付けする。
③ 酢れんこんを作る。
れんこんは2㎜の半月切りにしてさっと茹でる。
Bの材料を混ぜ合わせ、
れんこんを浸けて一晩置く。
④ 錦糸卵を作る。ボウルに卵を割り入れ、
煮切った三州三河みりんと塩を加えてよく混ぜ合わせる。
フライパンに油(分量外)を入れて火にかけ、
卵液を薄く流し入れて焼き、細切りする。
⑤ 絹さやえんどうはへたと筋を取り除き、
さっと茹でて斜め半分に切る。
紅しょうがは食べやすい大きさに切る。
⑥ 酢飯を作る。Cの調味料を混ぜ合わせ、
炊き立てのごはんに加える。
ごはんを切るように混ぜ合わせる。
⑦【⑥】の酢飯を木箱に敷き詰める。
【①~⑤】の具材を彩りよく並べて
押し固める。
(数時間~できれば一晩重しをして押し固めると良い)
箱から取り出し、
食べやすい大きさに切り分ける。
<みりんポイント>
【しいたけの佃煮】みりんがしいたけの旨味を引き立て、照りのあるやさしい甘さの佃煮に仕上げます。
【酢れんこん】みりんを使うことで、やさしい甘味と旨味が生まれます。
【錦糸卵】卵のコクと旨味を引き立て、上品な甘味を出すのに、みりんを使うのが効果的です。また、仕上がりの際に発色が良くなります。
【酢飯】みりんを使うと、ほのかな甘みで食べやすい、さっぱりとした酢飯に仕上がります。
<愛知の行事食>
「箱寿司」は、祭りや行事など人が集まる時に、家庭にある身近な食材を使って作られてきました。専用の木箱に寿司飯と具を入れ、いくつもの箱を重ね押して作ります。季節や地域・各家庭でのせる具や盛りつけが異なるのが特徴です。
行事の一週間前から準備を始めるなど、地域に根ざした郷土料理の箱寿司ですが、具材の仕込みに手間がかかるなどの理由から、現代では作られることが少なってきています。
実絵子さん
みりん効果で酢飯がさっぱりしていて、甘みもまろやか。具の料理にもみりんをたくさん使用しているので、全体をまとめてくれています!