2022年
第97回 株式会社CBCラジオ番組審議会
開催日 | 令和4年11月18日(金) |
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出席 (敬称略・五十音順) |
近藤清久 堀田あけみ 松尾清一(委員長) 村瀬幸夫(副委員長) |
書面参加 (敬称略・五十音順) |
杉浦昭子 平松岳人 |
議題 |
I. 番組審議 「ハイアーハイアー!」 |
- I. 番組審議
「ハイアーハイアー!」
放送日時 | 2022年10月27日(木) 21時00分~21時30分 |
出演 | 木曜担当パーソナリティ おくは(18歳の女の子) |
プロデューサー | 林大智 |
ディレクター | 立脇美穂 |
《番組概要》
9月27日(火)から放送を開始した新番組「ハイアーハイアー!」は、火曜日~木曜日(21:00~21:30)の3枠をパーソナリティが日替わりで担当する番組です。~パーソナリティは動画オーディションで決定~
この枠は、新人パーソナリティの発掘を目標にオーディションを行い、合格者に番組のパーソナリティを担当してもらうことが決まっていました。従来のオーディションの方法では、プロフィールを弊社に送っていただいた後に書類審査、その後、審査通過者に集まって頂き、実際に5分ほどのラジオコーナーを審査員の前で実演してもらう、という形を取っていました。
しかし今回は、従来のオーディションとは違う、ハードルを下げて誰もが応募しやすく、且つそれぞれの個性を見つけやすくする方法はないか?と試行錯誤し、今この時代だからできるオーディション方法を考えました。その結果、「自分の魅力が伝わる10分以内の動画をYoutubeの自分のチャンネルにアップすること」で応募が完了する「動画オーディション」を開催するに至りました。また、応募へのハードルを下げる為「テーマは自由」「顔出しナシでもOK」「連絡用に使うのはTwitterアカウント」といった方法を取り、それが功を奏したのか、当初の想定よりも多数の応募がありました。
そしてついに決定した合格者3組と担当曜日が以下です。
・火曜日…八木志芳(ラジオDJ・ナレーター)
・水曜日…スナイパーキトー(お笑いコンビ)
・木曜日…おくは(18歳の女の子)
既にキャリアのあるセクシーボイスなラジオDJ・ナレーター「八木志芳」から始まり、まだ養成所に通っている独特の空気感が武器のお笑いコンビ「スナイパーキトー」、そして、声が魅力の専門学校に通う18歳の女の子「おくは」へとバトンを繋ぎます。
《番組内容》
木曜日の「ハイアーハイアー!」の担当、18歳の女の子「おくは」は、肩書が「18歳の女の子」とあるように、専門学校に通っている普通の女の子です。火曜日は既にキャリアがあるラジオDJ、水曜日はお笑いコンビなので、その点で異質な存在とも言えます。そんな「おくは」の武器は、若干のハスキーさと甘さ、そして可愛らしさを持ち合わせた「声」。大人気女性声優の早見沙織さんや花澤香菜さんに似ているとリスナーからのリアクションも多く、しかしながらオリジナリティも持ち合わせている良い声をしています。
ラジオ未経験ながら喋りもしっかりしており、本人がプライベートで現在行っている「生配信」で鍛えられているのか29分の1人喋りも問題ありません。
18歳の女の子がゆるりと、まるで自分に話しかけてくれているような「喋り」に、「おくは」らしい声の良さも相まってリラクゼーション抜群の29分となっています。
「おくは」の良さを引き出すコーナー、おくはの「ほのぼの日記」、「いきなりシチュエーションボイス」も設定。今後も、可愛いくて「おくは」の魅力が詰まったコーナーを増やしていく予定です。
- 21:00 オープニング
- 21:08 おくはの「ほのぼの日記」
おくはの日常を日記形式で紹介していくコーナー
《可愛いエピソードトーク》27日は好きなYoutubeチャンネル紹介 - 21:19 いきなりシチュエーションボイス
シチュエーションボイスとは…特定のシチュエーションを設定し、声のみで演じるセリフやシーンのこと。主に配信者などで流行っており、声を武器にしている人が行っているジャンルです。
おくはも配信上でこの「シチュボ」を行っており、それを放送でイジられたことから始まったコーナー。いつもはスタッフが用意した「お題」を使いアドリブで演じていましたが、27日はリスナーから頂いたお題と台本で演じた。 - 21:24 リクエスト曲
おくは自身のリクエスト曲の時もありますが、27日はリスナーから頂いたリクエスト曲をOA。
- 21:27 エンディング
- 21:29 番組終了
議事の概要
《審議委員の主なご意見》
- 新人パーソナリティの発掘をSNSを活用して気軽に応募できるようにした試みは今の時代にマッチした非常に面白い取り組みだと感じた。
- 今までにない内容で大変興味深く聴きました。「いきなりシチュエーションボイス」など、我々の世代ではあまり知らないカルチャーを垣間見ることができた。
- おくはさんは、しっとり感のある、耳に心地よい声でリラックスして聴くことができた。
- 「いきなりシチュエーションボイス」は少し理解がしにくく、工夫が必要だと感じた。
- おくはさんは、きちんと話ができていて驚いた。また、発音がきれいでゆっくりと話せていて大変な逸材ではないかと感じた。ただ、正しくない日本語を話す所があり、そこは残念に思った。
- おくはさんはラジオ、YouTube、Twitterとメディアミックス的に発信しておりファンがどんどん拡がっていくと思う。何よりオーディションで彼女を発掘したスタッフの目利きも素晴らしいと思った。