番組審議会

2021年

第82回 株式会社CBCラジオ番組審議会

開催日 令和3年5月21日(金)
出席委員
(敬称略・五十音順)
近藤清久 平松岳人 堀田あけみ
松尾清一(委員長) 村瀬幸夫(副委員長)
欠席委員
(敬称略・五十音順)
杉浦昭子
議題 I. 番組審議『CBCドラゴンズ スペシャル』
I. 番組審議『CBCドラゴンズ スペシャル』
放送日時 2021年5月3日(月)14時00分~17時10分
(審議対象時間は14時00分~15時00分)
プロデューサー 藤塚卓洋
ディレクター 金武裕希
技術 勇 諭、久保田 賢(AVOスタッフ)
出演 実況
 若狭敬一(CBCアナウンサー)
ベンチリポート
 塩見啓一(CBCアナウンサー)
解説
 吉見一起(CBC野球解説者)
ゲスト
 トクサン、ライパチ(野球ユーチューバー)

《CBCラジオの野球中継方針》

①基本に忠実な実況
ラジオの野球中継では、グランド上にいる選手のプレーを忠実に伝える事を第一に考えています。当たり前の事ではありますがスポーツ中継は「LIVE感」が重要です。地元ファンはもちろんrdikoなどで全国のリスナーが当然のように聞ける環境の中で、「球場名」「対戦カード」「イニング」「得点」など、どこからラジオを聞いても試合の進行具合がすぐにわかるよう心がけています。

②一球も切らさないこと
毎シーズン、完全中継をモットーとして『一球も切らさない中継』にこだわっています。

③CBCラジオを聞けば全てがわかる
リスナーに『何が起こったのかわからない』というフラストレーションを与えない事をベースに実況を行っています。今、この一瞬を伝える。スコアシートが完璧にかける事が理想です。

《コラボ企画意図》

今年開局70周年を迎えるCBCラジオ。同等の歴史を持つラジオ野球中継は、当然、重要なコンテンツです。そこで、2021年度の新機軸、CBCラジオドラゴンズナイターのアンバサダーとして人気野球ユーチューバー「トクサン&ライパチ」を迎え、プロ野球中継を盛り上げようと企画しました。登録者数60万人超、総再生回数5億回越を誇る、野球ネタ専門のYouTubeチャンネル「トクサンTV」のトクサン&ライパチ。その特徴は、プロにはない素人目線です。特に、高校、大学と本格的に野球と向き合ってきたトクサンの見方は、「経験者ならでは」。それはプロとファンの間をつなぐコメンテイターとなりえます。またネット上でみせる軽妙なトークは誰にでも受け入れてもらえるのではと考えました。

《番組内容》

  • 14:00 1回オモテ

    先発:中日・梅津
    1番・桑原サードゴロ、2番・大和三振、3番・オースティンライトフライ

  • 14:05 1回ウラ

    先発:DeNA・ピープルズ
    1番・大島ファーストファールフライ、2番・高松三振、3番・ガーバーセカンドゴロ
    *トクサンプロフィール紹介

  • 14:11 2回オモテ

    4番・佐野三振、5番・牧センター前ヒット(大島エラーでランナー2塁へ)、6番・宮崎センターフライ
    7番・ソトフォアボール、8番・嶺井セカンドゴロ
    *ライパチプロフィール紹介

  • 14:23 2回ウラ

    4番・ビシエドショートゴロ、5番・高橋周平セカンドゴロ、
    6番・木下拓哉レフト前ヒット、7番・京田三振

  • 14:35 3回オモテ(DeNA先制点)

    9番・ピープルズ高松エラー、1番・桑原フォアボール、
    2番・大和送りバント、3番・オースティンセカンドゴロ、
    4番・佐野デッドボール、5番・牧ショートゴロ

  • 14:47 3回ウラ

    (球団告知)
    8番・根尾セカンドゴロ、9番・梅津三振、1番・大島セカンドゴロ

  • 14:52 4回オモテ

    (提供読み)
    6番・宮崎ショートゴロ、7番・ソトセンター前ヒット、8番・嶺井三振、
    9番・パープルズファーストゴロ

その後の試合展開

中日の先発梅津は、5回で降板。DeNAは、6回オモテ、佐野のホームランで追加点。中日は、8回ウラ、根尾のスリーベースヒットをきっかけに、1点を返すも、試合は②対①でDeNAの勝利となりました。

議事の概要

   《審議委員の主なご意見》

  • 普段の中継と趣きが異なり、ゲストと解説者がリスナーと近い目線でコメントしていたことに大変好感が持てた。今後もこのような新しい工夫で野球中継を楽しみたい。
  • 放送席と一緒になって楽しめる構成だったが、ゲストが活動しているユーチューブにも、もう少し触れてほしかったと思う。
  • 打球ひとつとっても実況アナウンサーが正しい情報を早く、かつ豊かにイメージさせることができており、職人芸と言える話術を堪能した。
  • 試合状況に応じて声の使い方を変化させ、スタンドで一緒に観戦しているような感覚となるラジオ中継特有の魅力を再発見した。
  • 人気ユーチューバーであるゲストを出演者に加えたことは、番組の盛り上げ、飽きさせない点において大成功だった。お二人の人柄も伝わった。

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