2020年
第73回 株式会社CBCラジオ番組審議会
開催日 | 令和2年6月19日(金) |
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出席委員 (敬称略・五十音順) |
杉浦昭子 団野 誠(副委員長) 平松岳人 堀田あけみ |
書面参加 (敬称略・五十音順) |
近藤清久 松尾清一(委員長) |
議題 | I. 番組審議『つボイノリオの聞けば聞くほど』 |
- I. 番組審議『つボイノリオの聞けば聞くほど』
放送日時 | 2020年6月1日(月)午前9時00分~午前11時55分 (審議対象時間は 午前9:00~午前10:00) |
プロデューサー | 佐藤陽介 |
演出 | 加藤正史(クロスロード) |
ディレクター | 日野靖子(クロスロード) |
出演 | MC つボイノリオ(タレント) 小高直子(CBCアナウンサー) |
《企画意図》
世間の出来事、つボイノリオ自身の体験や、個々人の身の回りの日常など番組で取り上げる話題はすべて、リスナーの生活と密着した「いま」そのものです。一緒に聞き、一緒に番組を創っていく。送られてくるお便りは毎日400~600通。
コメントに関する即座のリアクションによって、番組は「LIVE」感あふれる究極の「井戸端会議」になっています。
パーソナリティーは「オールナイトニッポン」のDJや、名(迷)曲「金太の大冒険」で東海地区ではおなじみ、つボイノリオと小高直子CBCアナウンサーの名コンビがラジオの前へ爆笑をお届けします。
《最近の番組の傾向》
新型コロナウイルスの感染を防止するため、スタジオの人数制限やアクリルボードの使用、アルコールによる消毒、可能な限りのテレワーク、会議のオンライン化など、今まで経験したことのない不自由さのなか、出演者、スタッフは通常と変わらないクオリティを続けることの難しさや、意義を実感しながら毎日放送しています。自粛期間中はお便りが2~3割程度増え、radikoの聴取データでも増加傾向が見られるという、良い副産物も得られましたが、コロナによる不安や自粛によるストレスから人と人とのつながりが希薄になり、極端に過激な内容や正義を信じて疑わない一方的な意見が番組にたくさん寄せられようになったのも事実です。
様々なお便りを紹介する事で、他者の意見を傾聴することの大切さを「聞けば」で発信し、つボイさん流の独自のエッセンスで、ラジオの楽しさや素晴らしさをより多くのリスナーに届けられたら良いと思っています。
《番組内容》~主なコーナー説明~
- 「見れば見るほど」(9:11~)
「言えば言うほど」(9:22~)
「つボイのつボ」(9:45~)
その日の出来事・ニュースを、リスナーから寄せられたメール・FAXを紹介しながら共に考えます。“いま”をよりよく生きるにはどうすれば良いのか・・・
コロナ関連問題を中心に政治・経済・社会・国際etc.様々な旬の話題を取り上げます。 - ゆく9時くる10時(9:55~)
「見れば見るほど」「言えば言うほど」「つボイのつボ」を聴いて、直ぐに寄せられたリスナーさんからのおたよりを鮮度の良いまま放送します。
- 「10時のつボ」(10:00~)
つボイノリオの話芸の神髄と、高レベルなリスナーの投稿がせめぎあう、究極のラジオの面白さを堪能できるコーナーです。
アシスタント・小高アナのギリギリなリアクションも聴きどころです。 - トーマスの箱(10:11~)
“金太の大冒険”をはじめ数々の名曲(迷曲?)を生み出したコミックシンガー・つボイノリオが、歌にのせて、リスナーさんからのおたよりも交えて世相を斬ります。
- 生活フロッピー(10:33~)
生活に役に立つ情報を日替わりでお送りするコーナーです。
今回は「歴史の知恵袋」。偉人の言葉を現代ビジネスに活用するコーナーです。 - ニュースなつボ(11:08~)
巷にあふれるニュースの「キーワード」にスポットをあて、深く掘り下げます。
今回はラッキーウィークの告知と「6月9日つボイノリオ記念日」特番の番宣でした。 - とどめのつボ(番組エンディング)
「10時のつボ」のリアクションメール・FAXを紹介します。
議事の概要
《審議委員の主なご意見》
- ラジオというメディアが、作り手とリスナーの距離が近いことを実感させてくれ、交流プラットフォームとも言える番組。
- 緊急事態宣言が解除されて学校が再開し、こどもを持つ女性アナウンサーたちがママ友のようなトークを聴かせるところに、民放ローカル局らしさを感じた。
- パーソナリティやアナウンサーたちの人柄や掛け合いを楽しめ、安心して聴くことができた。
- 数多くの話題から全体で起承転結が作られている。パーソナリティのテクニックがしっかり感じられた。
- 主婦や学生アルバイトなど、幅広い世代や立場の悩みが取り上げられ、パーソナリティのフランクなトークを楽しみながら数多くのことが学べた。
- 暗いニュースが続くのはリスナーだけではないはずだが、それを明るく聞かせるスタッフや出演者の努力や苦労は大変なものだと感じた