番組審議会

2019年

第68回 株式会社CBCラジオ番組審議会

開催日 令和元年12月20日(金)
出席委員
(敬称略・五十音順)
近藤清久 杉浦昭子 団野 誠(副委員長)
平松岳人 堀田あけみ 松尾清一(委員長)
議題 I. 番組審議 CBCラジオ特集「あなたとわたし」
II. 年末年始特別編成について
I. 番組審議
CBCラジオ特集「あなたとわたし」
放送日時 2019年11月21日(木)午後7時~
(59分録音番組)
プロデューサー・
ディレクター・音効
菅野光太郎
構成 尾関功次(フリー)
ナビゲーター・
テーマソング
河原崎辰也(CBCラジオパーソナリティ)

《企画意図》

平成30年末における名古屋市の外国人住民数は83,083人で、前年に比べ5000人増加しています。
今年4月、出入国管理及び難民認定法が改正され施行されました。政府は人手不足を理由に今後5年間で最大34万人あまりの外国人を受け入れる方針で、地域で生活していく外国人はさらに増えていくと考えられます。
かつて日本は1990年の入管法改正で外国に住む日系人を大量に受け入れました。
さらに国は外国人の技能実習生を受け入れたため、年々、数多くの外国人労働者が家族とともに来日し、地域で生活しています。そして永住する人も増えています。
ただ外国人労働者やその家族たちは日本の文化、地域のルールなどを理解しないままに生活している人が多く、外国人移住地域では日本人とのトラブルが頻発していると言います。また、外国から移住した子どもたちの教育問題も深刻になっています。
今回の入管法改正について、地域に住む日本人、外国人双方から「これまでの課題を検証しないで改正をおこなった」「混乱が広がる」との声があがっています。
今後、地域活性化を考えていくには、地域づくりに海外からの移住者を取り込んでいく必要があります。
愛知県豊田市の保見団地は1990年代の入管法改正で外国人が大量に移住しました。地域住民と外国人のトラブルで、混乱した時期もありましたが、30年たった現在はトラブルが少なくなったといいます。
番組では地域の人たちが、どのように外国人と関わり受け入れてきたのかを取材し、国の受け入れ対策の問題点と、地域の人々が外国人と共生するためのヒントを探ります。

《企画内容》

日本では地域に住む外国人労働者の数が増え続けていて、今後も、さらに増加するとみられています。日本の文化に馴染めない外国人たちは、ごみ問題や騒音など、地域住民とのトラブルを頻発させているといいます。
番組では、地域と外国人移住の問題についてCBCラジオパーソナリティで、
シンガーソングライターの河原崎辰也が取材します。
ネイティブアメリカンの言葉に「七代先の子どもたちのために、今、何をしなければならないかを考えて、今を生きる」という格言があります。
10年20年後に自分たちの地域に、多くの外国人が移住する可能性は大いにあり、実際、ここ数年で数十世帯の外国人が移住してきたという団地も見られます。
子どもが生まれたばかりの河原崎辰也は、地域の未来を心配しています。
今回、彼は、30年前から外国人移住者が増えた豊田市保見団地に住む住民など、外国人移住地域の先輩たちの生の声を取材しました。番組では地域の人たちからの目線で、地域における外国人労働者移住の問題点を掘り下げていきます。

河原崎辰也(40)…
名古屋を中心に音楽活動をしているシンガーソングライター。
今回の番組テーマソング「あなたとわたし」を制作。

CBCラジオ「河原崎辰也いくしかないだろう!」
(毎週日曜16時00分~18時30分 生放送)のメインパーソナリティ。

議事の概要

   《審議委員の主なご意見》

  • 日本人の外国人への思い込みなど、身近になりつつある問題を扱った素晴らしい番組。
  • 定期的に報じられない難しいテーマを、ラジオで正面から向き合うところに勇気を感じた。
  • 年輩者への取材が多かったので、若い世代の「ここで子供を育てる」という視点が欲しかった。
  • インタビューに労を惜しまずニュース音源も効果的に取り入れ、臨場感のある力作。
  • 国や企業の構造問題について、行政側の声が欲しかった。
  • 真摯さは伝わるが、字幕のないラジオで伝えるには荷が重いテーマだと感じた。
    今後の広がりに期待したい。
II. 年末年始特別編成について
編成制作局長から説明があり、了承されました。

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