1.番組審議「A MUSIC PROGRAM」

《企画概要》

　CBCラジオは40代以上の中高年リスナーに強い支持を得ています。平日は「つボイノリオの聞けば聞くほど」や「北野誠のズバリ」を新聞・雑誌代わりに聴いたり、「丹野みどりのよりどりっ！」が始まる頃から、そろそろ夕食の準備、というふうに、時計代わりに利用している人も多いでしょう。 でも、日曜日くらいは時間に追われずゆったりのんびり過ごしてもらいたい－　そういった思いから、40代以上の大人がリラックスできる「週末のラジオ」を今年4月に立ち上げました。
　「A MUSIC PROGRAM」は大人のリスナーに贈る本格的音楽プログラムです。「CBCラジオは他局とは違う！」「音楽を愛する気持ちはどの局にも負けない！」といったメッセージを伝えるとともに、「FMの番組は知らない曲が多い」というリスナーに応えたい、そんな番組です。
　「A MUSIC PROGRAM」の「A」はAランクの音楽をお届けするという意味です。「一番」という意味の「A」、さらに「良い」という名古屋弁の「エー」もかかっています。また、略した「AMP」には、アンプ＝「増幅する」という意味があります。番組を聴いて良い気持ちを増幅して欲しい。そしてCBCラジオのリスナー数も増幅してほしいという願いを込めました。
　この番組はディレクターの堀井庄一が、DJも兼務しています。プロの喋り手ではない堀井をパーソナリティに、しかも1人で起用したのは、彼の豊富な知識と経験に基づいた音楽情報を、彼が直接リスナーに話す事が一番と判断したからです。選曲、構成、合間の蘊蓄トークもすべて堀井氏の監修です。堀井氏は「ウィキペディアに載っていない情報をお伝えする」を心がけています。

《番組内容》～主なコーナー説明～

• ■「特集コーナー」
  

  「AMP」の特集コーナーは、単にアーティストの曲をかけるだけではありません。基本スタイルとして、13時台に30分、14時台に30分の特集コーナーを設けています。13時台は、週替わりで特集するアーティストの作品を3～4曲かけ、14時台はそのアーティストにまつわる他のアーティストの曲や、コラボレーションしている曲、同じプロデューサーの曲などをお届けしています。
  今回は「クイーン」を特集しました。

  ■「誕生日セレクト」
  

  放送日が誕生日であるアーティストの曲を放送します。
  今回は1964年11月16日が誕生日の、ダイアナ・クラール「恋の面影」を紹介。

  ■その他
  

  今年のCBCラジオ夏まつりでは、「サタデーナイトフィーバー」と銘打って、会場である名古屋・栄のエンゼル広場で屋外ディスコイベントを開催しました。
  また、放送終了後のブログ更新も堀井氏が担当していますが、リスナーからの問い合わせもひとつひとつ丁寧にこたえ、リスナーから良い評価を頂いています。

《審議委員の主なご意見》

• 一番くつろぎたい時間帯に非常に良質で心地よい2時間だった。
• パーソナリティは喋りのプロではないが、音楽に対して豊富な知識があり、語り口も含め、慣れたDJとは違う聴きやすさがあった。
• お仕着せがなく、作品の良さ、面白さへのヒントやアドバイスを与えてくれて、新しい発見があった。
• 取り上げたアーティストについてよく知らない人のために、もう一言説明があるといいのにな、というところが何度かあったが、全体としては問題ない内容だった。
• 話題が豊富なので、同じアーティストの特集でも最後まで飽きずに聴けた。
• 今回特集されたクイーンは、当時それほど好きではなかったが、今聴くと幅広く、良さがわかった。非常に勉強になり、娯楽番組であると同時に音楽教養番組であると思った。
• リスナーの質問もレベルが高く、それらへの対応もひとつひとつ丁寧で、好感が持てた。
• 子どもがいる主婦にとって、日曜午後は落ち着かない。パーソナリティは落ち着いたいい声をしているので、夜に聴きたいと思った。
• FMの音楽番組だと、音楽が真ん中にあるが、この番組は、リスナーとのコミュニケーションが真ん中にあって、AMの音楽番組だと思った。

2. 年末年始特別編成について

2014年12月29日～2015年1月4日に特別編成する番組について説明。
了承されました。