CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

東海地方のニュース【CBC news】

“赤”じゃだめなんです…“ピンク”に光る謎のハウスが田んぼの中に出現

 夜になると田んぼの中に現れるピンクの光。

 近づいてみると…光っていたのはビニールハウス。

 中で育てられていたのは…愛知県が全国1の生産量を誇る大葉!生産農家の井上和英さんのハウスでした。

 「非常に柔らかくて口の中で大葉の香りが広がる」

 (生産農家 井上さん)

 井上さんは愛知県豊川市内で、17棟のハウスを管理。年間およそ25トンの大葉を出荷しています。

 大葉の旬は夏です。日照時間が短くなると、花を咲かせ葉が固くなります。

 そのため、光をあてて、花がつくのを防がねばなりません。夏以外も日照条件を同じにするため、日沈後も光を当て、大葉に常に夏だと勘違いさせることで、一年中やわらかくおいしいものが提供できるのです。

 さて、ハウス栽培では昔から蛍光灯の光を当てて育てられてきましたが、三河地方では10年ほど前から、より消費電力が抑えられ、CO2削減に効果がある、LEDを採用する農家が増えてきました。

 さらに、花の開花を抑える光の波長は、「赤」が一番!そのデータの裏付けもあり、電照菊栽培などでも「赤」い光が、農家の未来を照らす道しるべとなっています。しかし!

 「すべて赤いLEDにすると、電照を付けたときに、ハウス内で作業することが困難になってしまうため、赤のライトを当てると、大葉が見えづらくてこのLEDを導入した」

 (生産農家 井上さん)

 確かに赤だけにすると、人が作業するには見えにくいことがわかります。そこで井上さんのハウスは、作業のしやすさも加味して、3年前から赤にバランスよく白を取り入れた、大葉専用のLEDを使うことにしたのです。

 夜にひときわ目立つピンク色に染まるハウス。愛知・豊川の象徴的な風景として広がりつつあります。

関連記事

 前のニュース

次のニュース 

よく読まれているニュース

その他の「社会」のニュース

もっとみる