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発症から7日以内の人に投与 重症化リスクを下げる「抗体カクテル療法」とは

 8月13日、コロナ病床に向かう愛知県豊明市の藤田医科大学病院の医師と看護師。    

 「失礼します」

 (医師と看護師)

 入院しているのは新型コロナに感染した40代の男性、症状は軽症です。

 「今から投与させていただきます」 

 (医師) 

 手際よく、点滴を開始。

 「(抗体を)2種類投与して、感染して重症化する前に、ウイルスの効果、作用を失くす治療が抗体カクテル療法」

 (藤田医科大学病院 岩田充永副院長)

 7月、厚生労働省が特例承認した「抗体カクテル療法」と呼ばれるこの治療法。「カシリビマブ」と「イムデビマブ」という2種類の抗体を同時に点滴投与することで、新型コロナウイルスが人の細胞へ侵入するのを防ぎ、重症化のリスクを下げる効果が期待されています。

 海外の臨床試験では患者の入院や死亡リスクを、およそ7割減らす効果が確認されたといいます。

 治療の対象は、高齢者や基礎疾患がある人など重症化するリスクが高い軽症や中等症の患者で、発症から7日以内の人です。点滴は1回、時間はおよそ30分。

 「重症化を予防する方法が一つできたことは、とても大きな朗報」         

 (藤田医科大学病院 岩田充永副院長)

 藤田医科大学病院では、8月11日から17人に治療を行いましたが、いずれも重症化せず、経過は良好だということです。

 17日夜の菅首相の会見でも…

 「極めて効果が高い、画期的な治療薬」 

 (菅義偉首相)

 しかし、課題もあります。

 

 「PCR検査を受けるまでが、大体症状が出てから3日くらい経っていることが多い。(デルタ株は)症状が出てから重症化までの時間が短くなっている、重症化してからでは効果が薄いので非常に難しい。時間との闘い」

 (藤田医科大学病院 岩田充永副院長)

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