自殺願望のある女性を殺害しようとした疑いで逮捕された男。女性の部屋を物色し現金などを盗んでいました。

　しっかりとした足取りで警察署内を歩く男。２２日送検された住居不定・無職の秋山雄哉容疑者（３１）は、去年１１月、ツイッターで知り合った自殺願望のある当時１９歳の女性の依頼に応じ、名古屋の名城公園で女性の腹部を包丁で刺して殺害しようとした、嘱託殺人未遂の疑いがもたれています。

　女性が「私を殺してください」という趣旨の書き込みをツイッターに投稿。２人は静岡県で落ち合い、一緒に包丁を購入し女性の車で現場の公園に向かいましたが…。

　「女性が死ぬことを思いとどまると、秋山容疑者はその場を立ち去りました」
　（中道記者）

　女性は腹部に軽いケガをし、通行人に助けを求め事件が発覚。警察の調べに対し秋山容疑者は「行為に間違いはないが、殺すつもりはなかった」と、容疑を一部否認しています。

　捜査関係者によりますと、秋山容疑者は自殺に見せかけようとして女性に遺書を準備させていたほか、女性の部屋を物色し、現金などを盗んでいたことも新にわかりました。

　警察は、金銭目的で犯行に及んだとみて調べを進めています。（22日16:43）