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意識なくなり交通事故…皮膚病の薬に誤って睡眠導入剤が混入 製薬会社が謝罪

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 「いつもの薬を飲んだら意識を失った」…全国で健康被害が報告されています。

 福井県の製薬会社が作った皮膚病などの薬に、睡眠導入剤の成分が混入した問題。実際に服用し、一時意識を失って事故を起こした、岐阜県に住む男性がその日のことを語りました。

 (動画をご覧ください)

 「もしかしたら死んでいたかもしれないし、運が悪ければ大事故になっていたかもしれない。まったく意識がなかったから」
 (健康被害にあった男性)

 岐阜県高山市に住む60歳の男性。走り慣れた道で事故を起こしたのは、ある薬を飲んだことが原因でした。その薬とは、福井県の製薬会社、小林化工が製造した皮膚病の治療薬。通常の服用量を超える睡眠導入剤の成分が混入していました。

 男性が体の異変を感じたのは去年11月27日。朝6時ごろ、いつもは1錠飲む小林化工の薬を、症状がひどかったため医師の指導で2錠飲み、車で仕事に向かいました。すると…。

 「この手前で意識がなくなったんです。左側にはまりそうになって、意識が戻り、そのあとハンドルをきって逆方向になってバックのまま下っていった」
 (健康被害にあった男性)

 意識が朦朧とし、道路脇の岩に乗り上げる事故を起こしてしまったのです。その時のことは、途切れ途切れにしか覚えていないといいます。

 「(同僚を呼び)助手席に乗って仕事現場に向かったが、その途中も意識がなくて寝た状態。ほとんど記憶がないくらい」

 男性はその後、救急車で病院に運ばれました。翌週、薬を処方した医師から連絡を受け、薬が原因だったことを初めて知ったということです。

 「事故を起こしたときは、なんでこんなことになったのかと疲労かなと思った。電話があって安心しましたね」
 (健康被害にあった男性)

 男性に薬を処方した医師は…。
 「まれにみる重大な過失だと思った」
 「本人が意識しないうちに意識障害が始まる。判断力が鈍るので、自分がおかしいことも判断できなくなる」

 薬を製造した小林化工は原料を取り違えた上、2人一組での確認を怠るなどミスが重なったことが原因と説明しています。

 厚生労働省や福井県などは、医薬品医療機器法に基づき「小林化工」を立ち入り調査。なぜ入っている筈のない睡眠導入剤が混入したのかなどを調べています。

(詳しくは動画でご覧ください)(13日19:29)

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