1月3日午後、CBCテレビで放送された『新春スペシャル さまぁ~ず&ジュニアのコレって変じゃね!?』で、MC・さまぁ~ずの大竹一樹さんと三村マサカズさん、そして千原ジュニアさんらが、言われてみれば気になる世の中のちょっと「変」なことに注目。独自の見解を語り合うとともに、真相を解明していきました。
今回の番組には、MCの3人に加えて、全ての真相を調査して答える“変の声”役としてハライチの澤部佑さんが、またパネラーとして王林さん、神田愛花さん、Snow Manの向井康二さん、呂布カルマさんが登場しました。
その中で、まず三村さんが取り上げたのが、<3錠ずつ服用するのに50錠入りの薬の瓶って変じゃね!?>。
「3錠ずつ飲むと、3の倍数で48になるから2錠余る。これは何なんだ!」と、三村さんは疑問を投げかけ、「錠剤って落とすとすげぇ跳ねるじゃん(笑)。あれをすごい探してまできっちり3錠ずつ飲んでるのに、最後余るの。探さなきゃよかった!ってなる」と続け、3で割り切れない個数で販売されているのは変だと語りました。
これについて大竹さんも「あれ、『次買うか?』っていう疑問が残る。次買わないとあと1つプラスできないけど…って」と、余った錠剤を無駄なく飲むためには、もう一度同じ薬を買わなければいけない点を指摘。
すると、スタジオに響いたのは澤部さんからの“変の声”。「調査したところ分かりました!かぜ薬『ルル』でおなじみの第一三共ヘルスケアによると、1回3錠というのは大人の用量で、割り切れない50錠入りが変というのは大人の意見だと。子供は1回2錠という定めがあり、大人にも子供にも対応できるよう50錠になったそうです」
この明快な回答に、三村さんは「うまく組み合わせれば50錠でなくなるんだ!」と、目からウロコ状態。「これまでの販売実績や消費者のニーズに基づき、『50錠がちょうどいい』という結果になったそうです」と澤部さんが続けると、スタジオには納得感が広がっていました。
続いてジュニアさんが疑問に思っているというのが、<昔話の『サルカニ合戦』で、サルがカニからおにぎりを奪うのって変じゃね!?>。
「あの物語の中での、色んな概念がよく分からないんですよ。おにぎりがあって、柿の種があっても、カニが一番の高級食材じゃないですか」と、ジュニアさんが切れ味鋭いツッコミを入れるとパネラーたちは「確かに!」と爆笑。
ジュニアさんは「サルも食べるならカニを食べたほうが…。カニの仲間に食材の栗がいるし、モノなのか食材なのか生き物なのかっていうところが、なんかぐちゃぐちゃな気がして」とストーリーの設定の難しさに首をひねっていました。
そこで神田さんから「昔は神が宿っていると思われていた食べ物とかなんですかね。カニは食べられる側じゃないとか、作者が住んでた地域では食べないものだったとか」との推測が飛び出すと、“変の声”の澤部さんが慌てるようにして割って入り、真相を発表。
<昔、カニは水の神の象徴であり、神を食べる発想がなかったから>という答えが明かされるや否や、ジュニアさんは「あっ!神田さんすごいな」と目を見開き、大竹さんからも「すごいの当ててくる(笑)」などと、神田さんのヒラメキに称賛の声があがりました。
澤部さんは「日本民話の会・会長の立石さんによりますと、サルカニ合戦が生まれた当時、カニ(サワガニ)は水の神の象徴として祀られており、その神を食べるという発想がなかったんじゃないかということです。ちなみにサルも山の神として祀られていた地域もあり、この昔話は神様同士の争いとも言えるのではということです(それぞれ諸説あり)」と説明し、会長から聞いた実に深い説に一同なるほどといった様子。
しかし、ただ一人澤部さんだけは、“真相を調べて教える”という自身の立場が危うくなるほど推測が冴えわたる神田さんに対して、「神田さん…よくないです……」と力なく漏らしていたのでした。
(1月3日(火)午後3時放送 CBCテレビ『新春スペシャル さまぁ~ず&ジュニアのコレって変じゃね!?』より)