こどもたちが社会人になって巣立ったあと、妻にとっての大きな悩みが家に夫婦2人だけで生活すること。今まではこどもを介して話をしていたので、今さら2人きりで何を話して良いのかわからない、2人だけでいる時間が長くなって、夫の行動が気になってきたという方も少なくないのではないでしょうか?5月25日放送『北野誠のズバリ』の「大人電話相談室」コーナーでは、熟年夫婦の悩みに対し、パーソナリティの北野誠と山内彩加アナウンサーが相談に乗りました。
夫の奇怪な行動
今回、電話で悩みを打ち明けたのは50代女性Aさん。
8歳上の夫・Bさんの「ある癖」が気になって仕方がないそうです。
Bさんは時折意味不明なことを発するそうで、帰ってきて廊下を歩く時に「よいしょ、よいしょ」と言いながら歩いたり、Aさんの後ろを通る時に「あ、あ、あ」や「1、2、3、4」と言ったりしているそうです。
これは「かまってほしい」というサインなのでしょうか?
そして、Bさんはテレビを観ながら政治家の発言に怒ったり、お笑い芸人が面白くないと感じたら怒ったりしているそうです。
キレやすい人ではなく、普段は穏やかなな性格というBさんですが、Aさんは「仕事で役職に就くのに比例して、家でキレるのが多くなったのではないか?」と考えている模様。
60歳以上で起こる現象!?
Bさんは長年勤めた会社を定年退職した後、現在も別の会社で働いており、一日中家にいるわけではありません。
さらに休みの日、Bさんは近くに住む母親の家に行ってお手伝いをしているので、もともと優しい性格のようです。
北野はBさんの言動に対して、「単におじいちゃんになってるだけです」とバッサリ。
「どれだけ優しい人やかっこいい人でも60歳を過ぎるとありがちな言動」だとし、テレビに対して怒ったり、謎の言葉を発しているのも「60歳より前から思っていたものの、心に留めていただけで口に出していなかっただけ」と続けます。
そのため「言っている自分も気づいていない」「他人に同意をしてほしいわけでもない」「一番の解決策は家の中で距離を置くこと」とアドバイスする北野。
お悩みに対する解決策は?
Bさんがテレビに向かって怒る時、自分が怒られているような気持ちになっているというAさんですが、真に受ける必要はまったくなさそうです。
Aさんは今まで「夫は自分に向かって言葉を発していた、話を聞かせるために言っていた」と思っていたため、北野の回答に感心しきり。
例えば妻がドラマを観ている時に、夫が「このドラマ面白いの?」と聞いてきても、妻は「ドラマを観ている途中に話しかけないで!」と思っていても口に出さないのとは違い、Bさんなど60歳を過ぎると怒りがそのまま漏れ出てしまうというわけです。
ただ、一概には言えませんが「女性よりも男性の方が歳を取ってキレるケースが多い」「これはダジャレが止まらない男性と同じ」と続ける北野。
最後に北野はAさんに「ストレスにならないように家の中では離れたり、聞こえないようにイヤホンなどで他のことを聴くのがいい」とアドバイスしました。
(岡本)