チャーハン×中華風刺身!?意外な組み合わせに感動「こんなおいしい料理、初めて!」人気店の裏メニューとは
ホクホクの炒飯に、アツアツの麻婆豆腐。人気町中華に必ず存在する看板メニュー、通称「常連メシ」。今回は、意外な食材の組み合わせで人気を博する愛知県名古屋市守山区にある「チャイニーズダイニング呵呵(かか)」の常連メシを調査しました。
常連客のリクエストで誕生!ごろごろ肉が乗った「担々麺 MarkⅡ」とは?
名古屋市守山区にある、創業23年の「チャイニーズダイニング呵呵」。店内に足を踏み入れると、耳に飛び込んでくるのは、「MarkⅡ(マークツー)」という不思議なフレーズ。その正体は、お店の人気メニュー「担々麺 MarkⅡ」。通常、担々麺といえば、ミンチ肉が定番ですが、「担々麺MarkⅡ」は一味違います。ミンチの代わりに、ごろごろした肉の塊がのっているのが最大の特徴なんです。
(店主・永井善之さん)
「数種類の豆板醬と香辛料でつくった、オリジナルの豆板醬」
店主秘伝のオリジナル豆板醤で煮込み、炒めた「ごろごろ肉」は、担々麺との相性抜群。
このミンチから「ごろごろ肉」への変更は、常連客からの要望がきっかけだそう。最初は、この店のもう一つの看板メニューである「豚の角煮」を「担々麺の上にのせてほしい」という無茶振りから始まりました。店主は、豚バラをより担々麺に合うよう甘辛く調理し、「ごろごろ肉」として提供することで対応したといいます。
(常連客)
「これ(ごろごろ肉)がうまい!角煮もうまいけど、味付けが違う」
担々麺の肉を変更する以外にも、麺の太さやスープの濃さ変更など、さまざまなバリエーションを楽しむことができます。こうした改良型担々麺こそ、この店の常連メシの醍醐味。例えば、「ごろごろ肉」と「ミンチ」の両方をトッピングした「担々麺MarkⅡツインカム」など、満足感たっぷりなメニューを用意しています。
「The 王様」に「魔王」…個性あふれる担々麺が30種類以上
さらに、「ごろごろ肉」にスープのごまだれを倍増させた、「The 王様」というメニューも存在します。
(常連客)
「どろどろのナッツの塊みたいな、どろどろの担々麺。スープなのか何なのか分からないけど、おいしいです」
その濃厚な味わいから、常連の中でも特にファンが多い「The王様」。店主にごまだれのレシピを伺うと…。
(店主・永井善之さん)
「ごまだれはNG!(見せると)他店がまねしちゃう」
門外不出の秘伝“ごまだれ”を通常の2倍投入した、ドロドロスープの担々麺。その独特な味わいに、常連客からは「辛さ控えめでマイルドな甘みが魅力」といった声や、「濃厚な味わいがビールのつまみにぴったり」といった声も。
一体この店には、担々麺が何種類あるのか、店主に尋ねてみました。
(店主・永井善之さん)
「ここ(メニュー表)には12種類。トッピング入れたら、12種類じゃおさまらない。冷やし担々麺は9種、汁なし担々麺6種、自分たちでトッピング変えたらもっと増える。12月には(新メニュー)『魔王』が出る」
新メニュー「魔王バーグ」は、四川風煮込みハンバーグをのせた極濃担々麺。店主いわく「ラスボス」として開発したとのこと。担々麺のメニュー数は、少なくとも30種類以上。店主も把握しきれないほどのバリエーションで、常連客を飽きさせることなく魅了しています。
日本の旬の食材が絶品中華に変身!裏メニューは…炒飯×中華風刺身
実は、この店にはもう一つの魅力があります。それが「黒板メニュー」と呼ばれる、日替わりの特別メニュー。食いしん坊な大将が自分も食べたくて作っているという、食いしん坊心あふれる一品が黒板に書かれています。
(店主・永井善之さん)
「オレが食いしん坊だから、食べたい料理しかつくらない」
大将の楽しみは、店の休日を利用して旅先で「旬の食材」を買い集めること。
(店主・永井善之さん)
「中華の技だけど、食材は日本。中華の技で日本の旬を食べる」
一流ホテルの中華を渡り歩いてきた大将は、確かな腕で、日本の旬の食材を絶品の中華料理へと昇華させています。隠れた常連メシの宝庫「黒板メニュー」から誕生した、この店の「新・常連メシ」が注目を集めています。
その名も「ぶっかけ炒飯」。刺身に店主秘伝の中華ダレをしっかり絡め、炒飯の上にのせました。まさに、中華料理と日本料理の融合です。
(常連客)
「はじめて食べた、こんなおいしい料理。生きててよかった」
今や、二つの看板メニューがある「チャイニーズダイニング呵呵」。名物担々麺と、裏メニューを求めて、今日も常連客が訪れます。
CBCテレビ「チャント!」2024年11月28日放送より