名古屋国際音楽祭
 
2014年度のプログラム
5月28日(水)開場 18:15 開演 18:45 愛知県芸術劇場コンサートホール
伝説の“魔弓”が復活!天才ヴェンゲーロフがポーランド室内管と織りなす至高の音楽世界 指揮・ヴァイオリン:マキシム・ヴェンゲーロフ ポーランド室内管弦楽団 〜ヴェンゲーロフ・フェスティバルin名古屋〜
公演レポート
2007年に、右腕の故障が原因で、すべてのステージから遠ざかっていたヴェンゲーロフ。若くから天才の名をほしいままにしてきた彼に、“引退”の二文字が大きく浮かんでいた数年でもあった。しかし、2011年に復活を遂げて以来、年々その演奏は充実を見せている。今日の演奏でも、前半のモーツァルトでは、まさに天上の音楽を思わせる、この上なく清澄なハイノートや決してオケに沈みこまないピアニッシモを聴かせ、音色の多彩さ、ダイナミックレンジやソノリティ、どれをとっても最上級のパフォーマンスであった。後半はチャイコフスキーでセレナード、スケルツォの緩急の妙を聴かせ、さらにサン・サーンスでは全聴衆を超絶技巧、ヴェンゲーロフ・ワールドに惹きこむ快演を見せた。


事前告知
 

10歳でヴィエニャフスキ国際コンクール・ジュニア部門優勝、早くも13歳でゲルギエフとともに来日し、各地でセンセーションを巻き起こしたヴェンゲーロフ。それ以降、世界中で殆どのメジャー・オーケストラと共演、天才ヴァイオリニストの名を欲しいままにしてきた。
ショッキングな2008年の活動休止から完全復活した、伝説の“魔弓”が紡ぎ出す変幻自在の音楽空間は、美しくも強靭且つ繊細な音色で、あらゆる者を魅了して止まない。
指揮者としての評価も高まっており、弾き振りにも注目したい。

 
マキシム・ヴェンゲーロフ

指揮・ヴァイオリン マキシム・ヴェンゲーロフ
管弦楽 ポーランド室内管弦楽団
プログラム モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K.218
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調「トルコ風」 K.219
マスネ:歌劇「タイス」より、瞑想曲
チャイコフスキー:憂鬱なセレナード 作品26
チャイコフスキー:「なつかしい土地の思い出」より、スケルツォ 作品42-2
チャイコフスキー:ワルツ−スケルツォ 作品34
サン=サーンス:ハバネラ 作品83
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ 作品28
公演日 2014年5月28日(水)
【開場】18:15 【開演】18:45
会場 愛知県芸術劇場コンサートホール
料金 S¥14,000 A¥12,000 B¥10,000 C¥8,000 D¥6,000