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ほぼ満席の中、お客様の最大の関心は「大野和士がウィーン響を振る!」ということにあったようだ。冒頭の『「フィガロの結婚」序曲』は14型という大編成で演奏され、シンフォニックな響きの中にお客様の今日のコンサートへの期待を高まらせた。庄司さんも安定感のある、非常にレヴェルの高い演奏を聴かせてくれたが、この日の白眉はやはり後半のブラームス4番にあったと感じた。オーケストラへの信頼感をベースに、曲の自然な流れを重んじて小細工を排した演奏は、この名曲に身をゆだねる幸せを味合わせてくれたように思う。ブラームス2曲の後のワルツ「春の声」他のアンコールもとても素敵だった。
当日のアンコール曲
(ソリスト・アンコール:庄司 紗矢香)
J.S.バッハ : 無伴奏ヴァイオリン パルティータ第2番より “サラバント”
(アンコール)
ヨハン・シュトラウス2世 : 春の声
トリッチ・トラッチ・ポルカ
雷鳴と稲妻
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フルトヴェングラー、カラヤンらが首席指揮者を務め、世界中でその響きが愛されてきたウィーン響がいよいよ世界の大野和士とともに来日する。
リヨン歌劇場首席指揮者を務めながら、近年、メトロポリタン・オペラ、ミラノ・スカラ座をはじめ、ロンドンフィル、イスラエルフィルなどオペラ、シンフォニー双方で活躍している大野。その彼と強い信頼関係で結ばれている庄司 紗矢香をソリストに注目の来日公演。 |
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大野和士 |
庄司紗矢香 |
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指揮 |
大野和士 |
ヴァイオリン |
庄司 紗矢香 |
管弦楽 |
ウィーン交響楽団 |
プログラム |
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98 |
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公演日 |
2013年5月11日(土)
【開場】14:00 【開演】14:30 |
会場 |
愛知県芸術劇場コンサートホール |
料金 |
S\19,000 A\16,000 B席\13,000 C\10,000 D\7,000 |
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