名古屋国際音楽祭
 
2013年度のプログラム
5月11日(土)開場 14:00 開演 14:30 愛知県芸術劇場コンサートホール
大野=ウィーン響が庄司紗矢香とともにブラームスで魅せる芸術の極み 大野和士指揮 ウィーン交響楽団	ヴァイオリン:庄司 紗矢香
 
公演レポート
ほぼ満席の中、お客様の最大の関心は「大野和士がウィーン響を振る!」ということにあったようだ。冒頭の『「フィガロの結婚」序曲』は14型という大編成で演奏され、シンフォニックな響きの中にお客様の今日のコンサートへの期待を高まらせた。庄司さんも安定感のある、非常にレヴェルの高い演奏を聴かせてくれたが、この日の白眉はやはり後半のブラームス4番にあったと感じた。オーケストラへの信頼感をベースに、曲の自然な流れを重んじて小細工を排した演奏は、この名曲に身をゆだねる幸せを味合わせてくれたように思う。ブラームス2曲の後のワルツ「春の声」他のアンコールもとても素敵だった。

当日のアンコール曲
(ソリスト・アンコール:庄司 紗矢香)
J.S.バッハ : 無伴奏ヴァイオリン パルティータ第2番より “サラバント”
(アンコール)
ヨハン・シュトラウス2世 : 春の声
                  トリッチ・トラッチ・ポルカ
                  雷鳴と稲妻


事前告知
 

フルトヴェングラー、カラヤンらが首席指揮者を務め、世界中でその響きが愛されてきたウィーン響がいよいよ世界の大野和士とともに来日する。
リヨン歌劇場首席指揮者を務めながら、近年、メトロポリタン・オペラ、ミラノ・スカラ座をはじめ、ロンドンフィル、イスラエルフィルなどオペラ、シンフォニー双方で活躍している大野。その彼と強い信頼関係で結ばれている庄司 紗矢香をソリストに注目の来日公演。

 
大野和士 庄司紗矢香

指揮 大野和士
ヴァイオリン 庄司 紗矢香
管弦楽 ウィーン交響楽団
プログラム ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98
公演日 2013年5月11日(土)
【開場】14:00 【開演】14:30
会場 愛知県芸術劇場コンサートホール
料金 S\19,000 A\16,000 B席\13,000 C\10,000 D\7,000