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録音および再生技術の向上によってマーラーやブルックナーの音楽への理解が進み、身近になってきたことは喜ばしいが、今回のP.ヤルヴィとフランクフルト放響の実演に接して得られる、興奮、喜び、陶酔感に勝ることはあるまい。指揮者とオーケストラの信頼感に裏打ちされた共同作業の成果は演奏後のお客様の反応にもダイレクトに現れていた。P.ヤルヴィと前半でリストの協奏曲を弾いたアリス=紗良・オットと二人揃ってのサイン会にもCDやプログラムを手にしたファンの長い列ができた。
<公演当日のアンコール曲>
ソリスト・アンコール(アリス=紗良・オット)ベートーヴェン:エリーゼのために
ブラームス:ハンガリー舞曲 第6番
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パリ管弦楽団やフランクフルト放響など欧米の4つのオーケストラの音楽監督を兼任するP.ヤルヴィの精力的で中身の濃い活動が注目されている。「名古屋国際音楽祭」にも過去、ドイツ・カンマ−フィルやフランクフルト放響を率いて登場、彼の抜群のセンスやオーケストラとの高次元の共演は聴衆を釘付けにした。ソリストに迎えるのは今、熱い視線を浴びるピアニスト、アリス=紗良・オット。充実のプログラムが実現した。 |
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パーヴォ・ヤルヴィ |
アリス=紗良・オット |
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音楽監督/指揮 |
パーヴォ・ヤルヴィ |
ピアノ |
アリス=紗良・オット |
プログラム |
リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 (ピアノ: アリス=紗良・オット)
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調 |
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公演日 |
2012年6月3日(日)14:00 |
会場 |
愛知県芸術劇場コンサートホール |
料金 |
S\15,000 A\13,000 B\10,000 C\8,000 D\6,000 |
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パーヴォの時代がやって来た!
パリ管弦楽団、フランクフルト放響、ドイツ・カンマーフィルのシェフを兼任するP.ヤルヴィの精力的で中身の濃い活動が注目されている。2011年、ヤルヴィはパリ管弦楽団とドイツ・カンマーフィルを率いて来日、その公演は2つとも月刊誌「音楽の友」の企画「コンサート・ベストテン2011」にランク・インした。
他を引き離してダントツの1位となったのはパリ管弦楽団との共演である。ドイツ・カンマーフィルとのシューマンの演奏は堂々の6位。こちらの方は「あれほど精緻に構築された奇跡的なシューマンは二度と聴けまい」との感想が聞かれた。同じ指揮者の演奏が2つもベストテン入りするのは、とりもなおさずP.ヤルヴィの充実ぶりを示すものだ。
オーケストラが代わって、今回のフランクフルト放送交響楽団で彼が何を聴かせてくれるのか?いずれにしても彼の抜群のセンスでオーケストラとの高次元での共演となるのは間違いない。ソリストに迎えるのは今、熱い視線を浴びるピアニスト、アリス=紗良・オット。充実のプログラムが実現した。 |
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